Grandシリーズ

グランディスオオクワガタ 95mm 作出菌糸

Grand-Bank
(バンク)
Grand-Gt
(ブルー)
Grand-Gt
(レッド)
Grand-Master
(マスター)

実績のある
KBファーム社製
当店が道南のキノコ工場へ製造を委託している製品です。
原料は北海道産のブナ100%、安心してお使いいただけます。
Grand-Bank
○飼育情報、商品宣伝等など、不定期更新の「ひとり言」。お暇な時にでもどうぞ。
2018.12.17

休日にビン交換を行ったインド産Garda血統の幼虫2頭です。

飼育菌糸ビンは1本目がGrand-GrowのPP1100cc、2本目がGrand-Master のガラス2000ccビンとなっています。

本来であれば初齢割り出しより6ヶ月目となる22日に交換する予定でしたが一週間早めて交換した結果です。それでも2頭ともに50gを超えそれなりに育っていました。

菌糸ビンに関しては、2本目、3本目のGrand-Master 菌糸ビンの菌床ブロックは今回は標準タイプのみを使用しています。

現在、2本目の飼育用菌糸ビンの配合は、標準3:中粒1の配合を多く用い、羽化ビンとなる可能性が高い3本目は標準タイプのみを多く用いています。

ちなみに、飼育レコード個体の95.0mmは2本目から羽化ビンまで標準タイプのみを使用した結果です。

3本目のGrand-Master 菌糸ビンのチョイスについては、53gの幼虫はガラス2800ccビンへ、50gの幼虫はPET2300ccビンへと、今後の成長に期待しつつ移し替えています。


2018.12.13

冬採り幼虫用の産卵セットの状況です。

この♀はそれなりに齧っていますが中には寝ている♀も居ます。まあ今の時期ですからこれは仕方のないところもありますが、♀にも個性と言うか差異のようなものがあり特にこの時期は産卵材にすぐに反応しない個体が現れます。

今後も今月から来月にかけて10セットほど組む予定で、半分は寝てしまうこともあるこの時期の産卵セットは数が多くなる傾向にあります。

少し古い話を記します。古くから飼育を経験されている方はご存知かとは思いますが、♀が♂よりも価格が高かった時代がありました。

DGGが入ってきた当時、ただでさえ産卵数が少なかったDGGですからWDF1の♀はとても貴重で♂よりも価格が高かったのです。

DGMがまだ世に現れていなかった当時のDGGは、世界最大のオオクワガタとして宣伝され注目を集めました。

この当時の話として良からぬ噂も耳にしています。それは台湾オオクワガタとの交配のことで、ハイブリッド、交雑の噂です。

DGGの当時の需要と産卵数の関係がもたらした所業であったと感じますが、世界最大のオオクワガタを飼育する者として、台湾オオクワガタと交配させて何の意味があるのかと当時は憤りを感じたものです。

世界最大のオオクワガタの飼育は純血種として大きさを追求できるところが大きな魅力となります。それは、掛けられることが可能などのような他種を掛けても、大きさを追求する上では全てが無意味と化すからに他なりません。

今では考えられないようなことが当時は結構ありました。


2018.12.11

販売個体(ペア)参考価格について

2019年春季からの生体販売価格の改定に伴い、生体(DGM)のコーナーへ掲載していました参考価格表を抹消しました。

※新たな生体価格は販売時に公開となります。


2018.12.10

画像は2頭ビン交換を行ったGarda血統幼虫の内の一頭です。

もう一頭は本日「ニュース」の幼虫コーナーを更新しそちらへ掲載しています。
2頭共に初齢割り出しより5ヶ月半の結果となっています。

2本目はGrand-Master PET2300ccを使用しての結果で、予測では3ヶ月は持つと思いましたが食欲が旺盛なため交換せざるを得ない状況となりました。

当店のGarda血統は血の掛け合わせが当りであれば、2本目のビン交換時に幼虫体重が50gを超えてくる個体が複数頭現れるほどの資質を有しています。(現飼育レコード個体の95.0mmがそれを物語る一端となっています)

今回紹介しました幼虫も素質を持つ個体であると感じているところですが、幼虫体重と羽化体長の相関関係についてはまったく掴めません。

このことは前回記載した幼虫のことからも窺い知ることができ、蛹化前の一暴れが結果を一変させる事からも判断が付かないのです。

また、「大きい個体程よく落ちる」といった現象も現れます。この件に関して言えばグランディスよりも国産オオクワガタの方が顕著な事例が多々あるのではと思われます。

超大型個体の飼育はいくつものハードルを越えた羽化結果がゴールとなりますので、幼虫体重はあくまでも指標の一つとして捉えています。(とは言っても大きいことに越したことはありません)

追記
今月は素質がありそうな幼虫達のビン交換が控えています。大型幼虫が出現しましたらまた掲載したいと思います。


2018.12.07

画像は「ニュース」のコーナーへ紹介していた60.5g幼虫の現在の状態です。

本個体は残念ながら暴れが発生した為、2000ccのビンへ急遽交換を行いました。その後も暴れは収まらず最近になりようやく蛹室を作り初めたところです。

暴れから来る体重減は覚悟していましたが、蛹室を作っている幼虫そのものを改めて確認すると、それなりの大きさを保っていることが見て取れました。

これは2000ccのビン(直径)との対比からある程度は大きさが判ると思います。

2016年12月に「ニュース」へ掲載した60.3gの個体は暴れた末に91.3mmで羽化しましたが、本個体は何_で羽化するのか興味深いところです。

とは言いつつもその前に、「大きい個体程よく落ちる」と言った格言がありますので、何にせよ無事に蛹化し羽化することを願っています。


2018.12.04

大型菌糸ビンの培養の仕方について

以前販売を行っていたGrand-Master 3200cc 菌糸ビンです。菌床は画像の様に天端まで詰めて販売していましたが、御覧の通り菌は底辺まで均一に廻っています。

今でもこのビンは特大幼虫の飼育に使用し、先日も次回の交換用として5本ほど仕込んでいます。

もちろん菌は天端から底辺まで均一に廻しますが、このクラスのビンの菌糸を綺麗に廻すにはちょっとしたコツがあります。

それは至って基本に忠実なことで菌糸に酸素を充分に行き渡らせることです。そうするとこのクラスの菌糸ビンでも菌は綺麗に廻ります。

超大型幼虫を羽化まで持っていく3本目に使用するサイズとしては充分であると思っています。


2018.11.29

Garda血統幼虫のビン交換結果です。

初齢割り出しより約5ヵ月目となりますが、2本目のGrand-Master 2000ccの菌糸ビンを2ヶ月余りで喰い上がりましたので、急遽ビン交換を行ったところほどよく成長していました。

3本目は3200ccのGrand-Master 菌糸ビンへ入れ替えましたので、この菌糸ビンでどこまで大きくなるか、と言ったところです。

Garda血統を飼育されているお客様から50g以上の幼虫が出ているとの飼育情報や感想を頂いておりましたが、一様に大型幼虫の爆発的な成長速度に驚かれています。

また、ご自身で飼育されていた血統とGarda血統を比較されるお客様も居りますが、菌糸ビンを交換した際の幼虫体重とアベレージが違うといった感想も頂いています。

幼虫飼育において菌糸ビン交換時の体重測定は飼育の醍醐味の一つですが、小さい幼虫が出現した際と、大きい幼虫が出現した際ではワクワク感が違います。(小さい幼虫が出現し喜ぶ飼育者はチビ飼育レコードを狙っている方くらいであると思っています)

増して特大の幼虫が出現した際は更にですが、それと同時に期待感と夢や浪漫も広がりますので飼育することが一段と楽しくなります。


2018.11.26


冬採り用産卵セットと♀の産卵数等について

連休を利用して冬採り用の産卵セットを6セットほど組みました。およそ一ヶ月の間隔離していた♀達ですが、産卵の兆候が見られる個体はその日の内に材を齧り出しています。

来月以降も組むため今後も数は増えると思いますので、割り出し等その後の事も考えながら今から準備を進めています。

ビン交換を行う予定の幼虫達が来月は多い事から、菌糸ビンのストックも確保しなければなりません。この時期はやることが結構多い感じです。

毎年産卵させているとはっきりしますが、♀には当たりとハズレがあることが判ります。現在に至るまで最も多く幼虫が採れた個体で70頭ほどですが、中には極少数の頭数しか採れずに一生を終える個体が現れます。

更に極端な場合はまったく幼虫が採れずに一生を終える個体がいます。産卵した卵が全て孵化せず腐ってしまう場合や、疑似産卵痕のみと言った具合ですが、この様な♀は生殖能力が初めから無いものと判断しています。

このことは昆虫以外の生物にも稀に現れる現象ですが、人間にも当てはまる事象ですので珍しいことでは無いのかも知れません。

ラオスより初めて日本に入り飼育が開始された当初より、グランディスは多く産まない、産みにくいと言われました。当時飼育に精通されていたブリーダー達の殆どがこのような見解だったのです。

ところが、この時代から♀の当りハズレはあった様に思います。知人のところでは天然の持ち腹から40頭以上採れていましたので、要は当たりの♀をグランディスの好む環境で飼育したのかどうか、この点も大きかった様に感じます。

今は当時とは違い幼虫が採れる時代となりましたが、1本の産卵木から8頭の幼虫が採れればまずは合格であると思います。


2018.11.22

血統(血の固定)について

菌糸ビンの交換結果は血の掛け合わせより様々現れますが、平均して体重が乗っている血統もあれば大〜小まで出現する血統もあります。

どちらが大きく成りやすいのかと言えば、一発大当たり的な個体は大〜小まで出現する血統に見られやすいのではとこの頃は感じています。

それはどうしてかと言えば、2017年度のGrand-G「飼育ニュース」に掲載した不全個体がその典型的な部類であったと感じられるからです。

血が固定されていない血統からそれは出現する、そんな感覚がありますが実際にこのような血統は見極めが難しいので厄介です。

もう一つは、オスが同じでもメスが違っただけで結果が異なるところにも難しさがあるように思われます。

血が固定化されるとアベレージ的には良いのですが、超大型が出現しにくい様にも感じられます。例えれば、84〜87mm程の個体がずらりと並ぶといった感じで、メスも大型が多いのですが超大型が出てきません。

また血の固定化は不全の確率が高まる傾向が見られます。超大型の血ともなれば尚更にこれが高まりますので、不全と常に向き合いながらの飼育は骨が折れます。

話は変わりますが、先日紹介したインド産新産地の種親について、既に出回っていたことをご存知の方も居るのではと思います。

来年度から本格的に飼育を行う予定ですが、行うからには超大型個体を誕生させたいと思うのが飼育者としての本音です。

ところがこの個体は一頭の♀の持ち腹から飼育されたものです。

超大型個体の血の形成は累代数を重ねても限界がありますので、可能であれば同産地の個体が新たに採集され、2系統の血を掛け合わせることができれば可能性が高まるのではと考えています。

超大型個体の血の形成に関しては、天然個体からの累代表記に拘りを持っている内は難しく思います。


2018.11.19

喰痕(糞)について 続編

画像は2018.9.23に紹介していた幼虫を取り出す前の菌糸ビンです。

食痕は御覧の様に黒色に近い状態となっていますが、この状態の菌糸ビンからこの幼虫は出現しています。

菌糸ビン交換後の食痕の色も同じ感じとなっていて、現在は更に黒くなっている様にも映ります。また、食欲も以前よりは旺盛とは言えず居食いに近い状況となっている様にも映ります。

前回、"そのタイプで喰痕の出方や色もそれぞれに違ってくると思われますので、一括りにこれがベストと言うものは無いと考えています。"と記した理由は、この幼虫の存在も根拠の一つとなっています。

飼育に関することもそうですが、以前は常識的に思っていたことが現在は古い考え方と成りつつあることもそう珍しいことではありません。それゆえに、今現在の事象こそが最新のものであると常に感じ捉えています。

余談ですが、今回掲載した画像はビン交換の際に撮影したビデオからのスナップショットです。このビデオはいずれ時期が来たら公開するかも知れません。


2018.11.15

喰痕(糞)について

もう随分と古い話になりますが、大きく育つ個体は幼虫時の糞の色や匂いが違う、と言った事を語られていた先人が居りました。的を射た話であったと今でも思っていますが、簡単に言うと腸内細菌が活発な幼虫がこれに当るとのことでした。

この様な幼虫は食欲も旺盛で、大きくなる要素を持っていると思います。喰痕もビン底部から綺麗に広がり、上手は言えませんが色も黄土色ぽいのが特徴でしょうか。

これとは違い喰痕が黒っぽい幼虫も居ます。食欲は旺盛ではなく、あまり動き回らないタイプに多いと思いますが、喰痕の広がり方もまばらであったり、底辺付近であったり、あまり表面に出なかったり、と言った具合です。

両者を大雑把に比較すると、前者は体重が載り易い反面、蛹化時の縮みが大きいタイプ、後者は体重が乗り難い反面、蛹化時の縮みが少ないタイプに多く見られると思っています。

後者は俗に言う居食いタイプがこれに当ると思いますが、このタイプの特徴としては、菌床の消費量が少なくとも大きく羽化して来る個体が多いところかと思います。

各血統内でもこのタイプは分かれると思いますが、同血統でも早期に羽化する個体と、遅く羽化する個体とに分かれますので、そのようなタイプとなっているのかも知れません。

菌床の喰い上がり方や色が良い方が個体のコンディションが良い場合が多く、ビンから取り出した幼虫も大きく育っていることが多いことも確かです。

ですが、そのタイプで喰痕の出方や色もそれぞれに違ってくると思われますので、一括りにこれがベストと言うものは無いと考えています。


2018.11.13

『生体』 DGMのコーナーへ2019年度の予定種親をUPしました。


2018.11.7

菌床ビンについて

菌糸ビンは容器+菌床と言うシンプルな作りとなっていますが、その中身については実に奥深いものがあると思います。

各メーカー様より色々な銘柄の菌糸ビンが販売され、菌種や培地の種類の組み合わせが幾通りもあります。

国産オオクワガタの飼育において、飼育レコード個体はある程度決まった銘柄から出ていることはご承知の通りかと思いますが、菌種や培地については他社との違いはそれほどあるとは思えません。

それではいったい何が違うのか、各ファクターを突き詰めれば行きつく先は添加剤の種類と配合比、添加量になるかと思います。

長い時をかけ蓄積された経験とデータ、それらを元にした添加剤のレシピは極秘となりますが、その違いこそが大きな差となり結果として現れていると思えます。

添加剤の種類と配合比、そして添加する分量は底が見えぬほど深いものがあります。

画像は良形で中々の体長の新成虫(Garda93.2血統)です。


2018.11.5

Grand-Master
菌床ブロック(中粒タイプ)販売開始

本日より販売を開始しましたGrand-Master 菌床ブロック(中粒タイプ)ですが、販売方法が変則的になります。

ヤマト運輸の荷の重量規定が厳しく成ったことから、中粒タイプのみ、標準タイプとのミックス時においては、2ケース12個では重量オーバーとなり発送が出来なくなりました。

これは中粒タイプのオガの比重が重いことが要因と成っています。

中粒タイプのみ、標準タイプとのミックス時は11個までとなりますのでご了承願います。
尚、標準タイプは今まで通り2ケース12個の発送です。


2018.11.1

手元に用意して置く菌糸ビンの容量について

1本目の菌糸ビンを交換する際、手元にどの容量の菌糸ビンを何本用意して置けば良いのか、この点は飼育者の悩みどころであると感じます。

このことに関しましては以前からご質問をいただいておりましたので、ある程度の目安となるようなことを記したいと思います。

ビン交換の時期が近くなりましたら、各ビンをこまめにチェックすると幼虫の頭部の大きさにより♂♀の性別判断が可能と成ります。

♂♀の判断が付きましたら、例えば♀の場合は1100ccへ、♂の場合は1400cc、あるいは2300ccへと振り分けます。

♀の場合は2本目の1100ccで羽化まで持っていけますが、♂の場合は2本目の菌糸ビンで羽化までこぎ着けることは難しいところです。

通常はあと一本は菌糸ビンを使用しなければならず、特に大型幼虫の場合は3本目へ交換することが殆どです。

3本目へ交換する際の目安としては、2本目へ交換した際の体重と頭幅、その後の喰い方や時折見せる幼虫の容姿などを参考にし次回の菌糸ビンの容量を選択します。

ここまでは一般的なことですが、菌糸ビン内の幼虫の性別が判断できない場合も多々あります。この様なビンを交換する際は1400ccの菌糸ビンが手元にあると重宝します。

♂だった場合はそのまま1400ccを使用できますし、♀だった場合は全ての♀の中で一番大きな幼虫をこのビンに入れ大型個体を狙うといった具合です。

後は予備ビンとして数本用意できれば最良で、何らかの不測の事態が起こった時に対処できます。尚、予備ビンは3〜5℃程の設定で冷蔵庫へ保管すると長持ちし、次回の交換時にも使用できます。

飼育以外のことにも当てはまりますが「備えあれば憂いなし」といったところです。


2018.10.29

大型幼虫が菌糸ビンの表面に姿を現しましたので撮影してみました。

この幼虫は「ニュース」の幼虫コーナーへ9月に掲載していた60.4gですが、菌床ブロックGrand-Master をガラス2800ccへ詰めたビン内で順調に生育しています。

現時点ではなかなかの大きさを保っていることが見て取れましたので、このままの体重を維持してくれればと思います。

それにしてもこのクラスの個体になると食欲の違いがはっきりと判り、この菌糸ビンも3ヶ月持つかどうかと言った感じとなりそうです。

グランディスの飼育は羽化するまでは本当に判りませんが、幼虫として観察できるこの時期は期待に夢が膨らむと言うものです。

この時期の飼育を何かに例えるならば宝くじの様なものであると思います。結果が出るまでは夢を見ることができますが、膨らみ過ぎた夢を一刀両断にするのもグランディスの飼育となります。

毎度のことながらほどほどに膨らませる方が良い様に感じます。


2018.10.24

BE-KUWA69号の感想

今回の号は恒例の飼育レコードコンテストがメインですが、個人的には第2部のクワガタ飼育レコードオールスター!に目が行きました。

これだけの種類の飼育レコード個体を一度に閲覧できるのですから、認知している裏ギネス個体を数種類差し引いても壮観と呼べるものでした。

グランディス(DGM)の予想最大体長を改めて確認できたことも刺激になりましたが、ここから5mm伸ばすという事は100mmのオオクワガタとなるのですから尋常なことではありません。

ですが、配布したGrand-G 飼育ニュースにも掲載した様に予兆は既に掴んでいますので、血の掛け合わせと餌(添加剤)の開発により、更なる高みを目指しチャレンジして行ければと思いを新たにしています。
※過去のGrand-G 飼育ニュースは会員限定の「ひとり言」のコーナーへ掲載しています。

世界最大のオオクワガタの飼育にはやはり浪漫があります。


2018.10.22

90mm超えを狙える幼虫の頭幅と体重について

頭幅については14.8mm以上は必要であると以前記したと思いますが、この数値はこれまでの飼育データーから導き出された結果ですので、この数値以下の幼虫に90mmを超える資質は無いと判断しています。

それでも例外は常に存在しますのでこれから出てくる可能性はあると思います。

体重については正直まったく判りません。重いにこしたことはありませんがピーク時に60g近くまで行っても90mm以下の場合もざらにあります。逆に最終ビンへ交換する際の体重が45g程度でも90mmを超す場合もあります。

蛹化前の暴れも不確定要素の一つです。どれだけ体重が乗っていても一暴れで大減量する場合も多々ありますので、このようなことから本当に判断が付かないのです。

理想とするところは頭幅が15mm以上あり体重の乗りが良い個体となります。これに付随すれば食欲があることも要素の一つです。そんな幼虫が現れ、羽化までにおよそ1年を要し、蛹化時の暴れがなければ90mm超えを狙える可能性が高まると考えています。


2018.10.17

大型幼虫に使用する菌糸ビンについて

当店では3齢時の頭幅が15mm以上ある個体は2000cc以上の容器(菌糸ビン)により飼育を行っています。

観察等を考慮するとガラス製の容器がベストではありますが、現在は殆ど販売されていないのが実状です。100円ショップなどで販売されていることも時折あるようですが、単発的な販売となっているようですので、見つけた場合は纏め買いすると良いかもしれません。

実際に手に入れることができる2000cc以上の容器はPETがメインとなるかと思いますが、当店の場合は90mmUP個体の半数以上、おそらく2/3ほどがPET容器により誕生しています。

ミャンマー産(Yeak血統)の94.0mmやインド産(Garda血統)の93.2mmもPET容器から誕生していますのでガラス製に拘っている訳ではありません。容器の材質よりも容量の方が重要なファクターとなりますので、まずは菌床の容量を確保できる容器を優先している訳です。

特に3齢時の頭幅が16mm以上ある個体が出現した場合は、経験上少なくとも2000cc以上の容器に必ず入れています。

ちなみに、インド産(Garda血統)93.2mmの3齢時の頭幅も16mm以上です。また、2本目以降は全てPET2300ccを使用し飼育した結果となっています。


2018.10.16

生体の販売は20日をもちまして終了します。

オークションへの出品販売は継続しますので今後はそちらへ引き継ぐ形となりますが、出品販売を行う際はこれまでと同様にこちらへ告知します。

来春ブリード用ペアの出品販売がメインになるかと思います。

また、毎年販売終了後に翌年の春季販売ペアの価格について問い合わせがございますので、参考価格とはなりますが生体のページへ価格を掲載致します。


2018.10.15

Grand-Master 菌糸ビンの期間限定販売を本日より開始しました。

グランディス(DGM)の93mm以上の超大型個体を狙う場合、菌糸ビンの容量は最低でも2000ccは欲しいところですが2300ccあれば問題はありません。

現飼育レコード個体95.0mmの飼育実績を持つ菌糸であるGrand-Master から、今期は60g台の幼虫がPET2300ccのボトルより出現しています。

90mmUPを本気で狙う方へ、当店がお勧めできる菌糸ビンです。

※完全手詰めの為、お時間をいただく場合がございます。

追記
当店より生体(インド産Garda血統)をお求めいただいたお客様のところから素質のある幼虫が多数誕生しています。1本目の菌糸ビンで40g以上の幼虫体重や2本目以降の50g以上、3齢幼虫の頭幅が15mm以上、中には16mm以上ある化け物クラスも見られます。これはもう資質と素質がなければ成りえないことですので、本血統を作り上げた者としては喜ばしい限りです。これから順調に体重が乗り大きく羽化することを、願わくは90mmUPの誕生を祈念しています。


2018.10.9

冬季産卵の準備

時期的には11月頃からとなりますのでまだ少し早いのですが、そろそろ幼虫の冬採り用支度をと思っています。

2018.4.23の「ひとり言」を参照していただくと判るのではと思いますが、95.0mm個体の幼虫を採った時期は3月なのです。

実際に産卵させている時期は1〜2月、極寒のこの時期に産卵させるには11月頃からペアリングさせる必要があります。

当然温度管理はもちろんのこと生体の状態管理も必須となります。こうして管理された♀を冬季の産卵に使用します。そして、この時期に得られた幼虫は不思議と大きくなります。

冬は温度管理等がしっかりしていなければ産卵は難しく、また冬に幼虫を採る飼育スキルがなければ可能とはなりません。

それでもまずは下準備が必要で、飼育の世界でも「段取り八分」は至極当然なことです。

幼虫を採ることは春と秋が一般的でこの時期が最良であると思います。ところが当店の飼育環境下では冬と夏に採れた幼虫から超大型が出現しています。


2018.10.3

カワラ材について

原木(ホダ木)の入手が困難になったことから、本日よりお一人様一ヶ月6本までの販売制限を実施させていただきます。また、在庫切れとなる場合も増えると思います。

東日本におけるシイタケの原木生産は東北一帯が一大生産地となっていましたが、福島原発の事故により原木となる樹木(コナラ等)の殆どが汚染され使用できない状況となりました。

それに伴い原木一本あたりの価格の上昇や、程よい太さの木が伐採出来ないことから、原木シイタケを生産していた農家が原木から撤退・廃業したり、菌床栽培に転換しています。

それに加え、農家の高齢化も拍車をかけ原木シイタケを生産する農家自体が激減しています。

その為、当地での原木(ホダ木)は来年以降はおそらく殆ど手に入らないのでは思われます。
(現在、代替えとなる商品を検討しています)

在庫の原木(ホダ木)がある内は何とか販売を継続したいとは思いますが、原木(ホダ木)が完全に無くなった場合は、現在市販しているカワラ材の販売を終了せざるを得ないと判断しています。


2018.10.1

Grand-Master 菌糸ビンの販売開始時期について、11月からの販売を若干早めて10月半ば頃から開始する予定です。

インド産の95.0mm(2015年飼育レコード)、ミャンマー産の94.0mm他、多数の超大型個体を誕生させている実績はもちろんですが、今期も60g以上の幼虫が既に3頭出現しています。

また、これからはキノコが出やすい時期となりますので管理の面でも重宝します。

10月中旬頃から使用されたい方はご予約を承ります。


2018.9.23

本日も休日の更新です。

画像は先日2本目へビン交換を行ったGarda血統のものです。

体重は60g以上ありますが詳細につきましては今はまだ非公開としています。

本個体も相当大きいのですが、ブログをリンクしていただいているホノポンさんのところでも、3齢幼虫の頭幅が16.4mm位という化け物じみた幼虫が出現しています。また、交換した♂の幼虫の頭幅が全て15mm以上あることも優秀であると感じられます。
(以下のバナーをクリックし御覧ください)


本日紹介した個体もオオヒラタケ系の菌糸ビンGrand-Growから、ヒラタケ系の菌糸ビンGrand-Master への菌種変更リレー飼育により出現していますが、ホノポンさんのところもでも一本目はGrand-Growを使用されています。

Grand-Grow菌糸ビンは独自の添加剤とオガを製造過程で調合している菌糸ビンで、菌床ブロックの販売を行っていない(行えない)ことも特徴となっていますが、当店による比較ではGrand-Gt(ブルー)よりも優れた結果が得られている菌糸ビンです。

その血統に資質さえあれば、菌種変更リレー飼育における一本目に使用する菌糸ビンは、その後の幼虫の成長に大きな役割を果たすと当店では考察しています。

Grand-Grow菌糸ビンの価格はGrand-Gt(ブルー)よりも高いですが、それに見合う効果を持つ菌糸ビンであると思っています。


2018.9.18

本日、「ニュース」の幼虫コーナーを更新しました。

隠しページをリンクしていますので幼虫の画像をクリックしてみてください。
※リンクしているページは期間限定です。いずれは削除します。

今回の隠しページに紹介した幼虫の頭幅と、休日更新した3齢幼虫達の頭幅を比較すると、大きく成長する可能性を秘めていることが判ると思います。

追記
出荷が通常に戻りましたのでお買い上げいただいた生体の出荷を随時行います。
また、生体のご注文も再開致します。


2018.9.16

たまには休日更新します。

昨日、2本目への菌糸ビン交換を行いました。

交換は♂5頭を行い体重はいつものように20g前後でしたが、この段階で最も重視していることは3齢幼虫の頭幅です。

その結果は、15.2mm、15.6mm、15.8mm×2、16.1mmと全てが15mm以上であり、現段階では全頭合格ラインの良い結果となっています。

今回の結果では15.5mm以上が4頭出現していることが優秀であると感じます。素質は全てが90mmUPを狙える可能性を秘め、後は飼育者のスキル(菌糸ビン交換のタイミング、菌床の熟成度合いの把握、各ステージにおけるビンの詰め方など)と運次第かと思います。

前回紹介していた60.5gの幼虫は頭幅が15.9mmですので、上手く成長してくれればそれ以上の体重が期待できるかも知れません。

1本目の交換時は頭幅に夢を託せることから、一喜一憂しながらも楽しみがあります。

追記
北海道函館市は平成30年北海道胆振東部地震の影響が未だに残っている状況が続いています。秋の観光シーズンとなりましたが、観光客はいつもの年と比較すると減少しています。当店も生体の出荷がストップしている状態で、タイムサービス便の荷受けが早く再開されることを切望しています。


2018.9.10

本日、「ニュース」の幼虫コーナーを更新しました。

本個体は初齢割り出しより5ヶ月未満(4ヵ月と3週間)の結果となります。

2本目のGrand-Master PET2300ccへ交換の際は17.4gの体重で、それが約3.5倍となっていた訳ですから驚愕です。

予定では3ヶ月は持つであろうと思われたGrand-Master PET2300ccのボトルを、交換せざるを得ない状況としたあたりは並外れた素質を持つ個体であると感じます。

本日急きょ行った菌糸ビンの交換、そこから現れた幼虫はこれまでの常識を覆す化け物じみた個体でした。

ちなみに、本個体はGarda92.6血統ラインから出現した個体となります。Garda92.6血統の個体をお持ちの方は幼虫の秋採りも面白いかもしれません。

追記:
北海道は震度7を記録した地震の影響でまだ混乱しているところがあります。
全国を見ても台風や大雨による被害の傷跡が多く見られます。
被災地の早急な復旧と復興を願うばかりです。


2018.9.8

北海道胆振東部地震の影響について

はじめに、お見舞い、お気遣いのメールをお送りいただきましたお客様へ、この場を借りまして改めてお礼申し上げます。

函館市の当店所在地は震度4でしたので地震自体の被害はなかったのですが、北海道最大の火力発電所の近くが震源となりましたので、発電所の緊急停止により北海道全域の電源が停止し一時的にブラックアウト状態に陥りました。

当店所在地は7日の夜にようやく停電が回復しメールの送受信が可能となりました。

9/8、14時現在、北海道の一部地域を除きヤマト運輸の荷受けが再開しましたので、菌床ブロック、菌糸ビン等は通常の発送が可能となりました。

ただし、タイムサービス便は引き続き荷受けを休止している為、生体の発送はまだ出来ません。

※状況は以下のURLより確認できます。
http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/business/

ご不便をお掛けしますが、何卒ご了承のほどをお願い申し上げます。


2018.9.3

本日より販売を開始しました。

2015年度 BE-KUWA飼育ギネス個体 95.0mmを種親とするGarda95.0血統、及び93.0mmを種親とするGarda93.0血統の販売はこれがラストとなります。

Garda95.0血統は84.0mmペアが最小となりますが、夏季に販売した80mmペアの♂が本血統より誕生した最小個体です。

次に小さな個体が83mm台ですので羽化体長のアベレージは相当高いものとなっています。(ちなみに♂は最大が90mm台で3頭羽化し、♀も57mm台が2頭羽化しています)

ご参考
Garda95.0×55(Garda93.2)血統 飼育参考情報

Garda93.0血統からは88mmの大型個体を1組販売します。種親クラスのペアとなりますが♀も大型の55mmとなりますので90mmUPを狙う方にはお勧めできるペアです。

来春は即ブリードペアの販売頭数が限られたものになると思います。来春をターゲットに累代飼育をお考えの方にもお勧めします。


2018.8.30

本日終了しましたが、只今秋季生体販売の準備を行っています。

準備が整い次第UPしたいと思います。

また、オークションへの秋季出品も予定しています。
こちらも準備が整い次第再開します。


2018.8.27

菌床ブロックGrand-Gt(ブルー)中粒タイプ(試験販売品)について

本日完売した上記の菌床ブロックですが、使用した限りでは粗目タイプより良い様に感じられますので、来年以降になるとは思いますが粗目タイプを廃盤とし中粒タイプを常販したいと考えています。

粗目タイプと中粒タイプのオガの腐朽度合いを比べると中粒タイプの方が腐朽が遅い様で、これはオガを挽く際のノコ歯の違いにより粒形が異なるためではないかと思われますが、中粒タイプのオガはサイコロのような形状をしていますのでこれが要因となっているのかも知れません。

肝心の幼虫の成長に関しては特に差異は見られず、1本目に使用する際は標準とミックスすると良い感じに成長しています。(単体で使用する場合はビンに詰めてから少し寝かせて使用すると良いかも知れません)

日持ちとキノコの発生頻度を加味すると中粒タイプのオガは粗目タイプより優れていると判断しています。


2018.8.20

3齢幼虫の頭幅について(90mm以上の個体履歴)

90mm以上の個体についての飼育履歴を調べて見ると、最低でも14.8mmは必要との結果となっています。かと言って16.0mm以上あっても90mmに届かない場合も見られますので、頭幅がいくらあっても大きく羽化するとは限りません。

これは一暴れで10g以上減量する本種幼虫の特性から来るものであると思います。

とは言え確率から言えば頭幅が大きいほど大きく羽化する傾向が見られることは確かです。これは♀に関しても同様で♀の場合は12mm以上あれば50mmUPの個体が羽化しやすい傾向となっています。

一般的に言えばグランディスの幼虫頭幅は大〜小まで出現しますが、その中から大きい個体を厳選し飼育することで超大型が羽化する確率が高まります。

種親に93mm以上の個体を使用しても幼虫の頭幅は大〜小まで出現する場合もあり、この辺は♂と♀との血の相性が当りかハズレかでも大きく変わって来ます。

♂と♀との血の相性は掛けてみるまでは判りませんので難しいところではありますが、バックボーンがしっかりしている血統であれば交配パターンを探るのも醍醐味の一つです。

ただし、幼虫の頭幅が大〜小まで出現する血統の方が不全の確率は下がりますので、頭幅14.8mm以上の3齢幼虫をどう飼育するか、飼育者のスキルが試されているように感じられます。


2018.8.16

本日、「ニュース」の幼虫コーナーを更新しました。

この幼虫、初齢割り出しより5ヵ月弱の体重となります。
今後も体重が更に乗れば面白そうな存在になりそうです。

前回記しました通り2本目で爆発的に大きく育てるパターンとなりますが、この幼虫は一本目を交換する際の体重は18g台でした。

とは言っても、幼虫体重がいくらあっても無事に羽化しなければ何にも成りません。
また、幼虫体重から羽化体長が判るわけではありません。

まずは無事に羽化させることを最優先とし、後は飼育運が有るか無いかです。


2018.8.6

本日ニュースのコーナーへ掲載した個体の容姿です。

2018.7.9に仮測定を行っていた個体のものとなりますが、本測定では0.3mmほど縮み90.7mmとなっています。

印象としては「太くてデカく恰好が良い」と言った表現が似合う個体で、頭幅、前胸背板幅、腹部幅も申し分なしの良形となっています。

本個体も菌種変更リレー飼育により誕生したものですが、本飼育方法は一本目は緩詰とし3齢初期からの体重の伸びを最大限に狙ったところも特色の一つと言えます。

3齢初期からの菌種変更はGrand-Master 菌床の特性をフルに生かすことができる飼育方法となりますが、中でもキノコの発生の有りなしは飼育における効率化を追求した結果でもあります。

幼虫を管理する際は無駄な労力を極力かけないことも重要となりますが、その典型がキノコの除去となります。その際に幼虫が受ける刺激や、キノコを放置した時のガスの発生は後々に影響を与えるリスクと捕らえ、それらを極力排除することも重要な要点の一つであると考察しています。

また、時に蛹室内に発生するキノコは、典型的なリスク要因であると断定しています。


2018.7.30

先日の採集時の画像です。

2018.7.17に記していた通り、同じ木に73mmUPが来ていました。
最盛期になると細い木の樹液にも大型個体が来ることがあります。

今の時期、特に細い木は樹液の出方も数日の内に様変わりします。
この木も例外ではなく、数か所あった樹液が出ていた場所も殆ど無くなり、特等席にこの73mmUPが鎮座していました。


2018.7.17

連休中に撮影できた一枚です。

小型のミヤマクワガタが数頭この木の樹液に来ていました。
こちらもようやく夏らしくなって来ましたが天候が安定しません。

写真の様な細い木にも時折大型が来ていることがあります。


2018.7.13

ノギスについて

羽化した個体を取り出し測定する時の話となりますが、製造中止となったため今は販売していないミツトヨ製のDIGIPAを今でも使用しています。

画像撮影用には一般的なデジタルノギスを使用し、個体が超大型となった場合は工業用ノギスを使用しますが普段の計測にはDIGIPAなのです。

ミツトヨ製のノギスは世界的にも評価が高い製品であることはご存知の方も多いと思います。そのミツトヨが過去に製造していたDIGIPAですが、ではなぜこのノギスを使用しているのかと言えば、答えはプラスチックだからです。

これは相当過去の話、当時ステンレス製のノギスを使用していた頃に起こった悲劇が要因となります。成虫を測定する際の大顎は開き過ぎでも閉じ過ぎてもダメですから中間程度とし測定していたのですが、測定していた個体が急に暴れ出し大顎を広げたのです。

嫌な音と共に大顎の先端部分が見事に欠ける様は今でも脳裏に刻まれています。この時の経験から普段使うノギスは大顎が欠けない素材でなければいけないと判断したのでした。

飼育歴が長い方は同じような経験をされているかも知れませんが、悲劇を繰り返さない為にもあえて記しておきたいと思います。


2018.7.9

羽化後1ヵ月が経過しましたので2018.6.13に紹介していた個体を菌糸ビンより取り出し仮測定を行いました。

現在は御覧の体長となっていますが、仮に縮んだとしても90mmUPは確定です。もう少し躰が固まりましたら本測定を行い結果をUPしたいと思います。

ちなみに2018.6.13に紹介していた右のビンの個体は既に取り出していて結果は88mm台となっています。やはり幼虫期間が短い個体ほど大きくは成りにくい傾向を示します。(2018.3.12の記事参照)

以前にも記しましたが当店は隔年飼育のため裏年となる2017年度の飼育個体数は多くはありません。2017年度飼育個体からの2頭目の90mmUPとなる本個体は、少数飼育の中から誕生した貴重な一頭でしたが、本個体も菌種変更リレー飼育により誕生し、2本目以降はGrand-Master を使用しています。

本種を初めて飼育された数名の方より飼育情報を頂きました。いずれの方からも異口同音に大きくすることが難しいとの感想で、早期に羽化する個体が多かった事も共通しています。サイズに拘らなければ飼育すること自体は難しくはありませんが、超大型を飼育することはそう簡単なことではありません。


2018.7.7

観察と採集についての雑感

今年の北海道函館周辺域は雨が多く、俗に言う蝦夷梅雨状態になっています。
シーズンには入りましたが気温も低く天候に恵まれません。

さて、観察や採集を通しいつも思うことがあるのですが、それは自然界で起こる事象は原理原則に沿った絶対的なものであると感じられることです。人類がその事象を見て跡付け的に法則性を見出し、数式化したり、模式したりしているだけに過ぎません。

自然界で起こる事象の中には未だに解明されていない事象も多くあります。一昔前までは春季や秋季も行っていた観察や採集でしたが、夏季だけとなった現在ですら、その短い時の流れの中にも、自然の摂理の元とも言える「生老病死」と言う理を常に垣間見ることができます。

観察や採集を通しいつも思うことがもう一つあります。それは昆虫の擬態についてです。現代の科学では解明できない事象の一つですが、どうして昆虫が植物や鳥、他の昆虫の真似を出来るのか、いつも不思議に思えてなりません。

昆虫の仲間では特にオオスズメバチを模倣している種類が多いことが判ります。ではなぜ自らの姿を直接見ることが出来ないのにも関わらずあのような進化を遂げたのか、本当に謎としか言い様がありません。

まだまだ謎が深い自然の摂理ですが、夏季の観察・採集を行っている時、目の前にあるブナの太い立ち枯れの前に立つとやはり中の様子が気になります。

材割りは随分と前に止めていましたので、一時そこにたたずみそのまま立ち去るのですが、現代物理学の量子論における思考実験「シュレーディンガーの猫」、それに近い思考状態であった自分が、現実にそこに居たことにもまた気づくのです。


2018.7.3

会員限定 2016年以前のひとり言を更新しました。

インドグランディス Garda93.2 の飼育履歴を2016年以前のひとり言へUPしました。

幼虫時の最大体重、蛹化前の体重は興味深いものがあると思います。

特に飼育期間を考慮した上で蛹化前の体重を見ると、93mmUPに必要な体重がおぼろげながら見えて来ます。

超大型個体を飼育する際の一つのヒントとなります。


2018.6.28

過去の「ひとり言」の閲覧について

2016年以前の「ひとり言」の閲覧に関しましては、飼育用品(菌床ブロック、菌糸ビン)をご購入いただいているお客様に限り閲覧できる”特典サービス”へ変更しました。

過去の「ひとり言」には、その年の時々に関する飼育情報が掲載されているデータレコードとしての一面もあると思っています。(貴重な飼育情報もさりげなく時折掲載していました)

また、折角”特典サービス”として閲覧できる形にしましたので、2015年と2018年のGrand-G「飼育ニュース」も閲覧できる形にしています。

そしていずれは、超大型個体の飼育データや情報等も掲載出来ればと考えています。

2016年以前の「ひとり言」を閲覧する為にはパスワードが必要となりますが、パスワードの発行は飼育用品のご購入履歴を基に、ご注文を頂いた際にお知らせする形にしたいと思います。


2018.6.25

血の組み合わせの妙

この件に関しましては過去に何度も記していましたが、超大型個体を誕生させる飼育においては永遠のテーマともなりますのでまた記したいと思います。

さて、BE-KUWA57号へ寄稿した記事内にある♀の選定については、"その血統の最大個体よりも一回り小さな個体を選定することを基本にしています。"と記しています。

ではなぜ上記の様に記したのか、寄稿した記事内にその理由を書きましたが、このことに関しては現国産オオクワガタ飼育レコード個体が種親♂85.1mm×♀51mmから誕生していることを見ても判るのではないかと思います。

現在の国産オオクワガタの♀の最大羽化体長は61mm台となっています。10mmの差は大きいと思いますので、体長51mmの♀は平凡な個体にすら感じられます。

国産オオクワガタの場合もそうですが、最大個体同士の組み合わせからは思ったほどの結果がそれほど出ていないのが現状であると思われます。

最大個体同士の組み合わせから更に大型の個体が羽化するのであれば、現在ある全ての種類の飼育レコードはまったく違ったものになっているはずなのです。

また、最大個体同士の組み合わせから更に大型の個体が羽化するのであれば、ブリーダーは同じ様に最大個体同士を組み合わせる方法を用い飼育レコードを狙うと思いますが現状はそうは成っておりません。

実際にそれほど大きくは無い種親からでも国産オオクワガタの飼育レコード個体は誕生します。そこにはバックボーン(血統)がしっかりしていることが条件の一つに成ると思いますが、この様な事例にこそ血の組み合わせの妙と言うものを感じます。

血の組み合わせと言うものを比喩的に例えるならば、解析やデータは取れても発生予測が未だ出来ない地震に似ています。

18日に起こった大阪北部地震、この地震の発生を気象庁や研究者は当てることはもちろんですが予測さえもできませんでした。

グランディスの大型個体を作出する累代飼育における血の組み合わせの優劣、このことに関しても地震と同様当てることは今のところできないのが現状です。


2018.6.22

予想より早く準備が整いましたので本日より販売を開始しました。

夏季生体のご注文フォームに記しましたが、6月下旬〜9月上旬の今の時期は前日より採集に出向く日や、帰りも午後の遅い時間帯になることも多いことから、到着日を指定されてもご希望に添えない場合がございます。

到着日を指定される場合は、ご希望日を第一希望から第三希望までお書き添え願います。

ご購入いただく際はよろしくお願いいたします。


2018.6.20

本日、「ニュース」の幼虫コーナーを更新しました。

インド産Garda血統の2017年度の飼育個体となります。

1本目に緩詰めのGrand-Gt(ブルー)を使用し、2本目にGrand-Master を使用した結果で、3本目(Grand-Master )へ交換する際に測定した体重です。

初齢割り出しより6ヶ月が経過していない状況でこの体重となっていますが、グランディス飼育における幼虫体重はあくまでも目安の一つにすぎませんので、近年は参考値程度に捉えています。

超大型個体の飼育には「運」的なところも過分に作用しますが、「大きい個体程よく落ちる」と言った現象や、一暴れで10g以上縮む様を見ていますのでやはり羽化結果が全てです。

1本目に使用している緩詰め菌糸ビンから現れる幼虫は体重が30gに届かない個体が殆どです。現に本個体の場合は22.1gでした。

ではなぜそうした仕様にしているのか、この辺のところはBE-KUWA57号へ寄稿した記事を一読していただくと判る思いますが、採集や飼育の経験をある程度積んだ方が深読みし考察すると、また違った側面が垣間見れるかも知れません。

飼育やそれ以外の事に関してもそうですが、結果やデータを考察してみるとハッと気づくことが間々あります。


2018.6.18

今月中の販売開始を目指し、只今急ぎ準備を進めています。

その他にも色々とやることがあり、これから一年の内で最も多忙な時期となります。

※夏季の生体販売は準備が整い次第HPへUPします。


2018.6.15

今期の飼育状況等について

今現在、産卵セットを組んでいる♀、これから組む♀、そして秋口から組む♀と隔年飼育ならでは?の長期における幼虫採りが始動しています。

大まかに仕分けすると、インド産のギネス(Garda95.0)血統ライン、Garda95.0血統ライン、Garda93.2血統ライン、Garda93.0血統ラインが飼育のメインとなり、ミャンマー産のYeak94.0血統ラインやラオス産のWF1♂84.0mm血統がサブとなる感じです。

今期は先駆けとしてラオス産のWF1♂84.0mm血統やGarda93.2血統ラインの飼育を行っています。まずはそれなりと言った感覚で、先日ようやくGarda95.0血統ライン幼虫を2本目のビンへ交換しました。

全ての幼虫に資質が感じられその中から面白そうな♂の幼虫が3頭出現しています。素質の有無は今の段階で判る訳ではありませんが、これまでの飼育経験から来る第六感がこの3頭には働いています。

当店からGarda血統をご購入いただいたお客様からも飼育情報をいただいておりました。中には55g以上の幼虫が数頭出現している方もいらっしゃいます。

その血統が持つポテンシャルを引き出す為には様々な要素が必要となり飼育スキルも必然的に重要となってきますが、95.0mmが出現している本血統はまだまだ底を見せていないと、配布しているGrand-G「飼育ニュース」に掲載した個体からも感じています。


2018.6.13

2018.3.12に紹介していた個体の現在の様子です。

つい先日左側のビンの個体が羽化しました。

昨年の7月に初齢で割り出してから羽化までにおよそ11ヶ月を要しています。

ちなみに右側のビンの個体は羽化後既に1ヶ月が既に経過していましたが、羽化までには10ヶ月程かかっています。

ビン越しに羽化した個体を比較してみると、幼虫期間が長い左のビンの方が大きく見えます。

ある程度固まりました取り出し、仮測定をと思っています。


2018.6.11

春季生体販売は6月16日に終了致します。


2018.6.7

同定について

画像は同サイズの♀のDGG(左)とDGM(右)です。

一見すると殆ど同じに見えますが同定は可能であると判断しています。ただし、小型の個体はNGで見分けがつきません。

それではDGMの♂、インド産とミャンマー産についてはどうでしょうか。

はっきり言って両産地間の同定はまったくできません。同様にインド産の各産地につきましても同定は不可能です。

知人もインド産とミャンマー産の同定は出来ないと言っていますし、インド産の各産地間についても同様の意見です。

詳しくは記せませんが現在インド産のとある産地の個体を飼育しています。この産地は飛び地的なところなのですが、羽化個体を詳しく見ても特徴的なところは見られません。


2018.6.1

本日「ニュース」の成虫コーナーに掲載したGarda93.2血統の容姿です。
※2018.5.1に新成虫取り出し、仮測定動画にて紹介した個体です。

本個体はオオヒラタケ系の菌糸ビンGrand-Growから、ヒラタケ系の菌糸ビンGrand-Master へ菌種変更リレー飼育による羽化結果となります。

2017年度飼育個体からの初の90mmUPとなりますが、当店は隔年飼育のため裏年となる2017年度の飼育個体数は多くはありません。少数飼育の中から誕生した貴重な一頭です。

本個体の飼育履歴は少し変わっていますのでこちらも紹介したいと思います。1〜3本目まではGrand-Growを使用、4本目にGrand-Master を使用した変則的なリレー飼育を行っています。

なぜ変則的なリレー飼育になったのか、その理由は3本目のGrand-Growで暴れたことが原因となりますが、Grand-Master に移し替えた後は落ち着き、自らの体重減を取り戻すかの様に再び菌床を食べ始めました。

過去にも同様な事象があり上手く行ったことがあったことから試してみたのですが、これが見事にハマり超大型個体が羽化した訳です。

とは言っても今回はたまたま上手くハマっただけで、暴れる個体は菌種を変更しても暴れます。暴れる個体に関しては何をやっても無駄なことがあることから、先天的なものが有る様にも感じられます。

それでも今回の飼育結果は面白いものとなりました。91mm台など到底狙える体重ではなかった幼虫がこれほどまでに化けましたので、菌種変更リレー飼育の奥深さを垣間見た思いがしています。


2018.5.28

幼虫体重と不全(大きい個体程よく落ちる)について

「大きい個体程よく落ちる」と言った格言は全ての種類のクワガタに言えることであると思いますが、このことに関しては国産オオクワガタが顕著であると思えます。

無事に羽化出来れば飼育レコードが狙えるほどの化け物の様な幼虫達をSNS上で見かけますが、よほどの減量をしないかぎりその殆どが不全等により無事に羽化することは無いと見聞きしています。

これはグランディスについても同様で、当店のお客様へ配布しているGrand-G「飼育ニュース」に掲載した個体もしかりです。

ではGrand-G「飼育ニュース」に掲載した個体の幼虫時の体重はいったい何gまで成長したのだろうかと、そう思うのですが、脳内妄想的にはピーク時の最大体重は70gほどまで成長したのではと捉えています。

とは言え、折角大きく育った幼虫が不全落ちした時はやはり悲しいものです。ですから今期は「大きい個体程よく落ちる」と言った格言を覆す飼育方法を、非常に難しいとは思いますが摸索しています。


2018.5.24

菌糸ビンGrand-Grow(コース)の販売終了について

販売再開を目指し検討を行っていたGrand-Grow(コース)菌糸ビンについてですが販売を断念することになりました。

粗目のオガの供給が不規則となった為、代わりとなる粗目のオガを探し何種類かでテストを行ってみましたが納得が行く結果には至りませんでした。

調達したオガで試作を行いましたがGrand-Growと殆ど変わりが無い菌糸ビンとなったことら、廃止してもGrand-Growで対応できると判断しました。

「満足できる製品に仕上がらない限り再販は行いません」と2018.2.13に記していましたが結局満足できる製品とはなりませんでした。

その為、Grand-Grow(コース)菌糸ビンは生産を中止しますのでご了承下さい。


2018.5.18

画像はGrand-Gt(ブルー)PP1100ccで飼育していた♀の個体です。

蛹室内にキノコが発生しましたのでキノコを取り除く際に取り出し、体重測定を行いましたがこの蛹体重であれば羽化体長は53mm後半〜54mm前半と想定されます。

小型〜中型の♂や♀に関しては蛹体重と羽化体長がほぼ直結しますので判りやすいのですが、90mmを超える♂に関しては想定外のことがよく起こります。

幼虫体重は殆どあてになりませんし蛹体重に関してもしかりです。

92mm以上となると殆ど換算が出来ない状況となりますが、特に横幅のある羽化個体に関してはまったく想定ができません。

超大型個体に関してはそんな感じです。


2018.5.14

Grand-Master 菌糸ビンの販売終了について

5月18日をもちまして販売を終了致します。(次回の販売は11月からとなります)

現在、PET1400ccの在庫が8本ほどございます。
ご入用の方がいらっしゃいましたら即納は可能です。


2018.5.10

画像はDGGラオス産WF2の幼虫です。

種親はWF1の♂84×♀50、初齢割り出しよりおよそ5ヶ月半のビン交換結果ですが、2本目のGrand-Grow PP1100ccから出現しています。

ちなみに3本目の菌糸ビンはGrand-Master PET1400ccへ移行しています。

菌種変更リレー飼育の一般的な飼育方法は、本来であれば2本目からGrand-Master へ移行させるのですが、とある思惑があり3本目から変更しています。

DGGの大型化を目指した試行飼育の一環としてあえて3本目からGrand-Master を使用していましたが結果は如何にと言ったところです。

尚、種♂の84mmはWILD♀44mmの持ち腹でGrand-Gt(ブルー)からGrand-Master へのリレー飼育により誕生しています。

秘かに復活させていたDGGですが、本飼育個体の血は大型血統に化ける可能性を秘めている様に感じられますので、今期は本腰を入れ少し多く産卵セットを組んでいます。

DGGの本格的な飼育は久しぶりとなりますが、3累代で血を固め大型血統を形作ることを目標に置き飼育を行う予定です。

血統を形成することは容易なことではありませんが、願わくばDGMのインド産Garda血統やミャンマー産のYeak血統の様な超大型血統を目指したいと考えています。


2018.5.7

本日よりGrand-Gt(ブルー)菌床ブロック中粒径タイプの試験販売を開始しました。

初〜3齢初期までの間に何を食べさせるか、このことに焦点をあてた新たな菌床ブロックですが、一昨年から試行飼育を行った結果、これまでのところ標準タイプと混合し使用すると良い結果が得られています。

菌種変更リレー飼育の1本目の菌糸ビンとして、混合比率を標準3:中粒1、あるいは標準2:中粒1とし主に使用しています。

これまでは1本目は標準のみを使用していましたが、中粒タイプを混合することで菌床の日持が良くなり、成長に関しても標準のみと比較しても遜色はありません。

特に♀に関しては中粒径タイプを混合することで大型個体が羽化していますので、♀の大型個体を狙う飼育も面白いと思います。

試験販売の為、数に限りがございますので無くなり次第終了となります。

※将来的には製品化したいと考えている菌床ブロックです。


2018.4.27

Garda血統幼虫のビン交換結果です。

まずは飼育履歴を紹介します。

◎飼育履歴
初齢割り出し 2017年10月27日
1本目 2017年10月27日 Grand-Grow 特製緩詰PP1100ccへ
2本目 2018年1月3日 Grand-Master (中粒) ガラス2000ccへ 18.5g
3本目 2018年4月26日 Grand-Master (標準) ガラス2000ccへ 50.9g

初齢割り出しより6ヶ月目の体重測定となりますが、本個体は2本目に中粒タイプのGrand-Master を使用している点が特徴となっています。

Grand-Master (中粒タイプ)を使用した幼虫は標準タイプより喰いが遅く、必然成長も遅くなる傾向が見られますが、ビン交換のサイクルをある程度伸ばし餌を喰わせるとここまでは成長します。

喰いが遅いと言うことは、反面餌の持ちが良いことにもなりますが、これまで中粒タイプを使用した実感としては標準タイプと混合することで良い餌になる様に感じられます。

今回試験販売を行った中粒タイプを次期も製造するかは判りませんが、使い方次第では面白そうな菌床であると考察しています。


2018.4.23

超大型個体幼虫の割り出し時期について

一昔前までは春採りが良いと言われていた本種ですが、実際に当店が飼育した個体に当てはめるとどうなるのか、93mm以上の個体について最大体長順に記したいと思います。

産 地 体長(mm) 割り出し日 割り出し時
インド 95.0 3月26日 初齢
ミャンマー 94.0 10月19日 初齢
インド 93.2 11月15日 2齢
インド 93.0 6月12日 初齢

以上となりますが、産卵木は1ヶ月ほど保管していますので♀を産卵セットへ投入したおよその時期は察しが付くと思います。

特筆すべき点としては、インド産の95.0mmはどちらかと言えば冬、ミャンマー産の94.0mmは夏季に産卵させている点で、上位2頭が春季でも秋季でも無いのです。

目からウロコ的な結果であると思えますが、結論から言うと温度管理さえ可能であれば春夏秋冬、季節を問わず、産卵させる時期は関係ないと考察されます。


2018.4.20
【良い血 + 良い餌 + 良い管理】+ LUCK

大型個体作出飼育の要点について (加筆再掲載)

グランディス以外のクワガタを飼育されている方のブログ等を見ることがたまにありますが、先日目にしたブログに上記の3大要素のことが重要性から見た割合比率として記されていました。

詳しいことは忘れましたが、たぶんこの割合の解釈は飼育者ご自身の現在の飼育環境を基本に考え、その中での数字であると感じました。

さて、以前にこの3大要素についてご質問を受けたことがありますので、このことを元に記したいと思います。

基本的には全て等しく大事と答えていますが、 3大要素を比較し血統が一番大切だと思う方には、それならば天然個体と同じく材飼育を行い大型が狙えますかと返答しています。

餌が一番大切だと思う方には、それならば極普通の血統で結果が出せますかと返答しています。飼育温度帯を含めた環境が一番大切だと思う方にも、極普通の血統で材飼育を行ってみて結果が出せますかと返答しています。

血統について、特にギネスクラスの作出において血統を重視することは至極当然で自明であると思います。だからこそ大型個体が出やすい血統には価値があると感じますが、どんなにすばらしい血統でも他の要素が欠落していれば結果は付いて来ません。

その極端な例えが上記の材飼育となります。 オオクワガタの多くの種類が菌糸ビンの飼育を前提に考える時代となりましたが飼育には他にもマット飼育があります。どんなにすばらしい血統でも、まずは飼育方法の中から最良のものを選ぶことが前提であり基本であると思います。

次に餌、菌糸ビンについてですが、一次発菌の機械詰めでギネスが狙えるかと言えば難しいと思っています。その理由の第一は詰め方であると思え、次には添加剤やオガが続きます。

一次発菌の機械詰め菌糸ビンは、安価な素材を用い大量に機械生産する為価格を抑えることができますが、菌糸ビンと一括りに言っても中身が問題であると考えています。

詰め方もそうですが、初〜3齢初期までの間に何を食べさせるか、実はこのことが後々大きな意味を持つと経験則より判断しています。 菌糸ビンによる飼育について一つ言えることは、どんなに素質がある血統でもその選定ひとつで変わる可能性があると思われることです。

飼育温度帯につきましては飼育者各自で変わりますので何とも言いようが無いところがあるので割愛します。ちなみに、当店の基本は20〜25℃の範囲で飼育しています。

3大要素の他には運と呼べる要素があります。案外この飼育運と呼べるものが最終的には全てなのかも知れないと、蛹化前の暴れや羽化不全等から思えるところがやはりあるのです。

飼育ギネス個体の作出には人知を超えた何かが作用しているようにも感じますが、それはやはり相手が生き物だからに他なりません。 これら全ての要素が微妙に絡み合いその結果是非が決まる。超大型個体の作出飼育と言うものは、そのようなものであると感じています。

その上で各々の創意工夫、独創性や独自性をエッセンスとして加味すること、そのこともまたとても重要なところであると思っています。


2018.4.16

Garda血統幼虫のビン交換結果です。

初齢割り出しよりおよそ5ヶ月半、糞を1つ排泄する前は50g台あったのですがこの時期の結果としては良い感じです。

2本目から3本目への交換時期については当店の場合は初齢割り出しより6ヶ月を目安としています。本個体は2000ccビンの菌床の残りが少なくなりましたので交換しましたが、この辺の判断は臨機応変に対処しています。

ただ一つ言える事は、交換時期が遅くなり菌糸ビンが食痕だらけになると早期に羽化する傾向が高まる場合があると言うことです。この様な食痕だらけのビンを交換すると、交換時のショックにより蛹化スイッチが入るのではと思われる事象を確認しています。

グランディスの超大型個体を目指す飼育において、菌床が殆ど無い食痕だらけの菌糸ビンの状態は既に論外となりますが、これはもう飼育スキル以前の問題であると思います。

経験則より、超大型個体を目指すのであれば、早め早めのビン交換を心がけた方が良い結果に繋がる場合が多いと判断しています。


2018.4.12

超大型個体の作出は浪漫を追い求めること、それがグランディスの飼育

ここのコーナーに度々書いていますがグランディスの超大型個体を羽化させることは容易なことではありません。

飼育歴が長い方であっても90mm以上の羽化実績はあまり見聞きしませんし、インターネット上にあるホームページやブログ等の記録や画像を検索してみてもそれは同じです。

なぜ難しいのか、理由は色々とあるのですが飼育歴の短い方は、早期に羽化してしまう個体が現れる傾向に愕然となることもあると思います。

世界最大のオオクワガタでありながら、時として短期の幼虫期間で羽化する様は想定外の事象に映るのではと感じます。

予め用意しておいた菌糸ビンが無駄になる、そんなことも起こり得るのがグランディス飼育の難しさです。だからこそ超大型個体の飼育に関しては難関種扱いとなっている訳です。

”グランディスは飼育者の心を平気でへし折ってしまう”は、正に的を得た言葉であると感じますが、その難関を攻略した際の達成感は格別なものです。

そこに至るまでの道程、浪漫を追うことがグランディス飼育の醍醐味であると、過去を振り返り思い返すことがありますが、浪漫を追い求めることは今も昔も変わりません。

ブリーディングトロフィー、当店では90mmを超える飼育個体にこの言葉よく用います。

この言葉は正規の文言ではなく当店による呼称となりますが、90mmを超える飼育個体の作出は難しいものがありますので、その個体を誕生させるまでの全てのプロセスに対し相応する呼び方であると思っています。

初めてブリーディングトロフィーを得た時の充実感は今も鮮明に記憶していますが、当時は常温飼育により誕生させましたので、今とは比べ物にならないほどの感慨がありました。

当店より生体をご購入いただいたお客様の中には、既にブリーディングトロフィーを獲得されている方もいらっしゃるとは思いますが、まだ獲得されていない方には早くこの感銘を受けていただきたいと思っています。


2018.4.9

Garda95.0血統、Garda93.0血統の即ブリードペアを追加しました。

Garda95.0血統 7、8

Garda93.0血統 bP、3、4、5、6
※2は刷新前の1でプライスダウンしています。


2018.3.28

オークションへの出品と出品(お知らせ)ブログの開設につて

今年の1月15日の「ひとり言」へ記していましたオークションへの出品につて、少数ですが出品することに致しました。

それに合わせて出品(お知らせ)ブログを開設しました。

ひとり言(お知らせ) Grand-G

出品する機会はあまり無いとは思いますが、出品の際はここの「ひとり言」とブログへ告知します。早速、1ペア出品しましたので興味がある方は御覧ください。


2018.3.26

Grand-G「飼育ニュース」に掲載した個体について

生体や商品をご購入いただいたお客様へ配布している飼育ニュースですが未だに反響があります。2016年度の飼育で唯一巨大化した個体となりますが、グランディスを長く飼育しているとこうしたことが時折あります。

同血統の中で一頭だけが大きくなる場合はイレギュラー的な存在なのかも知れないと当初は思いました。ところが同じようなことが何度か繰り返される、そうなるとそれは変則的なものではなくその種が持つ特異性であると思えて来ます。

天然個体をブリードすると大型から小型まで羽化する傾向がみられる本種ですので、累代が進んだ個体であっても本来持っている血の顕現が巨大化の正体なのかも知れません。

B5用紙一枚に記されたその内容は「DGMはまだまだ大きくなる可能性がある」といった証であると判断していますが、本個体に関してはグランディスが持つ血の特異性が顕現したものであると捉えています。


2018.3.20

予定より早く準備が整いましたので本日より販売を開始します。

販売する生体はGarda95.0血統、Garda93.0血統の即ブリードペアがメインとなります。

※受付確認の返信メールは定休日開け(22日)となります。


2018.3.12

1月9日及び1月22日に紹介していた幼虫の近況です。

向かって左側が51.0g、右側が52.3gとなります。御覧の通り左側の幼虫は蛹化の準備に取り掛かり既に良い位置に蛹室を形成しはじめています。

同日に初齢で割り出したこの2頭、現時点ではそこそこの大きさであると思いますが、この時期に蛹室を作りはじめた左側の幼虫は期待薄の感が漂います。

過去の事例、特に飼育レコード個体である95mmの飼育履歴を参考にすると、超大型個体に成りうる素質を持つ個体は幼虫期間が長いことが上げられます。

蛹化が遅くなると幼虫体重が増す傾向が多くの個体に見られますが、その様なことからも現段階では右側の個体の方が期待が持てると言えます。

現状から判断すると上記の様になりますが、超大型個体の飼育はそう簡単ではありません。それは右の個体が左の個体の様にすんなりと蛹化するかどうか、それがまったく判らないからです。

蛹化時の暴れが羽化結果に影響を及ぼすことは確かな事象ですから、すんなりと蛹室を作りだした左の個体の方が大きく羽化する可能性もあります。

超大型個体の飼育はシビアなもので「羽化するまで判らない」ところにその難しさがあります。


2018.3.9

Grand-Master 菌糸ビンの販売延長について

3月5日付で上記の件を記していましたが、ご要望が多い事から5月中頃までを目標に販売を継続することに決めました。

ただし、商品の完成までにお時間をいただく場合がございますので、この点はご承知置き願います。ご注文はこれまでと同様に承ります。


2018.3.6

公開は終了しました。
(3/16)


ビデオカメラを購入しましたのでGarda93.2の体長測定動画を試しに撮ってみました。

ビン交換時の動画等、機会があれば撮影したいと考えています。

試し撮りの動画となりますので期間限定(3月15日)で公開します。
※まだ不慣れなため日付設定が間違っています。(3/5に撮影したものです)


2018.3.5

Grand-Master 菌糸ビンについて

現在、販売期間延長についてのご要望を数件いただいております。

当初は冬期間のみ製造販売を行う予定でした。その理由は冬期間のキノコ対策として、また菌床ブロックを販売していますので一本当たりの重さや菌床の詰め具合を把握してもらうことも目的としていました。

ですが、菌糸ビン自体をご要望されるお客様も多いことが判りましたので、販売期間延長について可能かどうかの検討を行っています。

当店で飼育している幼虫は2本目以降に本菌糸ビンを使用していますが、定期的に飼育用の菌糸ビンを製造しています。そこでタイミングが合えば作り置くことが可能かどうかも検討対象としています。(この場合は完全予約制となりますが案として一考しています)

他の種類のクワガタに使用されているお客様も多い様ですので、いずれにしましても近日中に結論を出したいと思っています。


2018.3.1

シュレーディンガーの猫と博打飼育

商品をご購入頂いたお客様へ配布していましたGrand-G「飼育ニュース」、ここに掲載しました大容量菌糸ビンによる博打飼育は中の様子がまったく判りません。

一般的な2300ccほどの菌糸ビンへ3齢幼虫を投入した場合はビン内を移動しますので確認ができます。また、少し落ち着いてくると喰痕が目立ちだし姿を見れる時もあります。

これが極普通の飼育状況なのですが、8〜10Lの大容量のビンの場合は最初の移動痕も確認できない場合があります。こうなると正にシュレーディンガーの猫に近い状態と化します。

シュレーディンガーの猫とは量子論に関する思考実験の名称ですが、ご存知ない方は検索をしてみてください。WikipediaやYouTubeなどに詳しく載っています。

幼虫が生きているのか、死んでいるのか、外見からはそれが判らない。生と死が同居している状態。「博打ビン」飼育とはそんな感覚なのです。(10Lのビンになると中の音も良く判らない状態となります)

ですがこのシュレーディンガーの猫状態は自然界では当たり前のことです。幼虫が発生木外に出ることなどまずありませんし、羽化までは生と死が同居している不可視モードです。

そう考えると、大容量菌糸ビンによる博打飼育は、より自然に近い飼育方法と言えるのかも知れません。とは言っても、幼虫が持つ素質の把握は外見だけで判断することは不可能ですから、「博打ビン」に入れても大きくなるとは限りません。(これも自然界と一緒です)

これまで様々な飼育方法を試して来ましたが、この博打飼育にはシュレーディンガーの猫の様な思考実験的な側面もある様に感じています。


2018.2.26

2017年飼育の大型の♀を菌糸ビンより取り出しました。

上段は体長測定、下段は同血統の57.7mmと一緒に手の上に乗せて撮影したものです。
両個体共にインド産Garda95.0×55血統から出現しています。
ちなみに、体長57.4mmのこの個体でも現飼育レコードを0.1mm上回っています。

参考までに飼育履歴を掲載しておきます。

◎飼育履歴
割り出し 2017年1月27日
1本目 2017年1月27日 Grand-Gt(ブルー) PP1100ccへ
2本目 2017年5月4日 Grand-Gt(ブルー) PP1100ccへ 18.7g
3本目 2017年9月20日 Grand-Gt(ブルー) PET800ccへ 19.9g
羽化 2017年12月上旬

ご覧の通り全てGrand-Gt(ブルー)菌床による飼育結果となりますが、最終菌糸ビンへ交換する際の体重が初齢割り出しより約8ヶ月で20gほどありました。

俗に言う後期羽化タイプに属する個体で、初齢割り出しより約8ヶ月で20gほどあれば、支障なく羽化した場合は55mmほどが期待できます。ところが、取り出し体長測定を行うと57mm台となっていましたので少し驚きの結果でした。

長いこと飼育を行っていましたが57mm台の♀が2頭出現した血統は、このGarda95.0×55血統が初となります。


2018.2.21
カワラ茸(ブナ) ネンド茸(ミズナラ)

樹種における産卵等について

先日の続きとなりますが樹種についても、ブナ科、ヤナギ科、ムクロジ科等の樹木を使用し産卵実験を行っています。

まずはこちらをご覧ください。
「ひとり言」より抜粋

この比較実験よりブナが良いと判断しましたが、日本では北海道南部、本州、四国、九州に分布します。ちなみに、ブナの仲間(ブナ科)は世界中に分布しています。

北海道南部産のブナオガは広葉樹の中でも比較的手に入れやすく、菌床を製造する際の素材としては供給が安定していることからも優れていると思います。

当店ではグランディスの飼育においては材に含まれるタンニンは少ない方が良いと考察していますが、この点に関しては上記の産卵実験や飼育初期に行った樹種別の菌床飼育よる結果から判断しています。

ブナはタンニンが少ないと言われています。その根拠は製造元に行けばすぐに判ります。堆積しているオガの山から染み出る茶色がかった液体を比較すると一目瞭然なのです。

この液体を業者は灰汁と呼びますが、灰汁の成分の殆どがタンニンであるとのことです。

ブナとミズナラのオガの山から出る液体の色を比較するとミズナラの色は濃厚です。また、こちらには分布していないクヌギに関しては更に灰汁が濃いそうです。

グランディスの飼育になぜブナが合うと思えるのか、上に記したことはもちろんですが、極めつけは現時点で当店が保持している飼育ギネス、そして前ギネス、その両方のギネス個体の飼育に使用された菌床のオガがブナ100%だったからに他なりません。

世界最大のオオクワガタなのですから、羽化個体のサイズUPを目標としている飼育者も多いと思います。またこれは殆どの飼育者に言えるのではと思いますが、小型の個体を羽化させた場合と大型の個体を羽化させた場合とではモチベーションが違います。

クワガタの飼育だけに限ったことではなく各産業分野にも当てはまりますが、一つ言えることは結果が全てを物語ると言うことです。


2018.2.19
カワラ茸 カイガラ茸
アラゲカワラ茸 キウロコ茸

白色腐朽材の菌と産卵実験について

画像は2002年に撮影した白色腐朽を引き起こすキノコ達です。

クワガタの飼育においては上記のキノコの中では産卵材や菌床としてカワラ茸が広く普及していますが、他にも使用できる菌は自然界には多くあります。

上記の菌により腐朽した材は全てグランディスの産卵材として使用していましたが、いずれの天然材からも支障なく幼虫が採れています。

また、ここに紹介した菌以外の材、例えばツリガネ茸やシハイ茸、ネンド茸などの材も使用していましたがグランディスは問題なく産卵します。

当時は菌種による産卵への影響についても知りたかったのですが、飼育下においての特異な点は何も確認できませんでした。

自然界には材の白色腐朽を起こす菌が多く存在します。当時行った各種の菌で腐朽した材を使用した産卵実験は、今思えばとても面白く様々な経験を培うことができました。そしてそのことが飼育スキルの一端になってると感じています。


2018.2.15

春季生体の販売時期について

例年ですと気温が氷点下とならない時期を見計らい生体の販売を開始しますが、今年の冬は寒さが厳しく雪も多い状況が続いています。

春の到来は少し遅れる気配を感じますが、このままの状況が続くと生体の販売開始時期が少し遅れるかも知れません。

北海道南部は3月に入っても氷点下になる日もあります。また、低気圧が発達すると天候が荒れ航空機が飛ばないこともあります。

この様な条件下での生体の発送は避けたいところで、低気圧に伴う荷の延滞は生体にとって致命的になる場合があります。(2月の発送は論外です)

現在の天候と気温を見る限りでは、春季生体の販売時期は3月の中旬以降になるのではと予測しています。


2018.2.13

菌糸ビンGrand-Grow(コース)について

現在販売を休止しているGrand-Grow(コース)菌糸ビンについてですが、販売を再開すべく検討を行っています。

Grand-GrowGrand-Grow(コース)は菌床ブロックの販売は行っていない商品で手詰めの2次発菌製品となります。

特徴としては両菌糸ビン共に製造する際に新たなオガを追加調合し製造している点です。

Grand-Grow(コース)の販売を休止した理由について説明したいと思いますが、実は使用していたオガの供給が不規則になったからなのです。

そこで現在、再販を目指し供給が安定しているオガに変更し、新たな調合を摸索しつつ試行していましたが、以前のタイプから見るとオガの粒径は細〜粗目まで満遍なく調合した形にしたいと考えています。

とは言え、満足できる製品に仕上がらない限り再販は行いません。試行飼育を続けながら結果を見て判断しますので、結果が良ければ今年の秋頃に再販できるかも知れません。

ただし、オーダーを受けてからの製造と成りますので、仮に再販するとしてもある程度まとまった本数での受注販売になるのではと思います。


2018.2.5

本日、2016年度の飼育結果をUPしました。

無事に羽化した個体に関しては「可もなく不可もなく」と言った感じで、いたって平凡な結果となりました。欲を言えばもう少し大きい個体が羽化して欲しかったと思っています。

無事に羽化しなかった個体に関しては、商品と共にお客様へ配布している"Grand-G「飼育ニュース」"に掲載している通りです。

ここまで大きくなると無事に羽化すること自体が難しくなるのでは、と感じられた結果になりましたが、それと同時にGarda95.0血統が持つポテンシャルを見せつけられた思いです。

2016年度の飼育結果は「運」が無かったの一言に尽きますが、グランディス(DGM)はまだまだ大きくなる可能性がある、そう思わずにはいられない感触を得た年度となりました。


2018.2.1
 

Grand-Master 菌糸ビンの販売期間延長とGrand-Gt(ブルー)PP1100cc 16本〜の価格変更、及びGrand-G「飼育ニュース」の内容について

当初は2月いっぱいで販売を終了する予定でしたGrand-Master 菌糸ビンですが、3月上旬まで販売期間を延長します。また、作り置きの在庫がある限り販売は継続する予定です。

本日よりGrand-Gt(ブルー)PP1100cc 16本〜の価格の変更を行います。
配送料の値上げ等より全ての商品原価がUPしている現状となっています。企業努力によりこれまで価格を据え置いてきましたが、この商品のみ価格を変更しますのでご了承願います。
440円/1本(変更前) ⇒ 450円/1本(変更後) 10円/1本のUPとなります。

Grand-G「飼育ニュース」は既にご購入の商品と共に配布しておりましたが、その内容に関しましては2017.12.11のひとり言に記していました「とても残念な出来事」を記事にしています。

Grand-G「飼育ニュース」を受け取られた数名の方から驚きと共に残念といった感想を頂いています。


2018.1.29

25日のひとり言に記していました90mmUPの容姿です。

本日「ニュース」(成虫コーナー)へ掲載しましたが、本個体は Yeak94.0が種親となります。

「ニュース」(幼虫コーナー)に紹介していた56.6gが無事に羽化した個体となりますが、インド産の個体と同様に蛹化時に暴れました。

辛うじて90mm台を確保できた形ですが、小頭数の飼育であったミャンマー産からの90mmUPは本個体1頭のみの結果となりました。

それでも種親の特徴を引き継いだボリューム感のある体形はグランディスらしく、その格好は魅力的な風貌となっています。

ミャンマー産も94.0mmの作出実績がある血統となりますので、素質がある幼虫が出現すれば95mmは行くと考えています。

インド産に偏りがちな飼育体制ではありますが、甲乙付けがたい血統であると思いますので次期の飼育では少し頭数を増やそうかと摸索しています。

※これで2016年飼育のインド産、ミャンマー産の90mmUPが全て出そろいました。
時間がある時にでも飼育結果を纏めたいと思います。


2018.1.25

昔話を一つ記します。

もう10年以上も前の事となりますが、知人が国産オオ、ホペイ、アンタエウス、グランディスを飼育していました。

その知人によると、国産オオ、ホペイ、アンタエウスは普通に飼育できるがグランディスは難しい、とよく言ってました。

国産オオ、ホペイ、アンタエウスと比較するとまず産卵させることが難しい、幼虫を大きくさせることが出来ても大きく羽化させることが難しいとも語っていました。

当時は多くの種類を飼育し楽しんでいる飼育者が居ましたが、多種類を飼育している飼育者は、飼育が困難、飼育実績が出せない種類から撤退する傾向が強かったです。

その飼育者達にある程度共通していたことは、最初に撤退する種類はグランディスが多かったことです。グランディスの飼育経験を持つ飼育者は案外多いと思いますが、長く飼育を続けられている飼育者が少ない理由は結果を出せなかったこと、これが最大の要因であったと感じます。

やはりモチベーションが保てなければ飼育の継続は難しいものがあります。

以前に知人が話していた ”グランディスは飼育者の心を平気でへし折ってしまう” は極めつけの言葉であったと思っています。

追記
ミャンマー産から90mmUPが一頭出ました。来週には公開できると思います。


2018.1.22

昨年の10月20日に紹介していた幼虫の6ヶ月目での交換結果です。

9日に紹介していた幼虫は初齢割り出しより5ヶ月半の交換結果でしたが、6ヶ月置くとやはり違った結果となりました。

この時期の幼虫は素質がある個体は急激に成長しますので、半月で数グラムは体重が増加します。

幼虫体重としてはそれなりの結果でしたが、問題はビン交換をしたこの後で、新しい菌糸ビンに早く慣れて餌を食べ更に成長するかどうかにかかって来ます。

今回交換したこの菌糸ビンで蛹化するのか、あるいはもう一本使用するのか、それによっても羽化結果は違ってきます。

余談となりますが、グランディスは野外品や累代が浅い飼育品の場合は大から小まで羽化する傾向を示します。

資質を持つ血の選別と交配、組み合わせを繰り返した当店の現血統の羽化体長は安定しています。ちなみに、現在のインド産のGarda血統、ミャンマー産のYeak血統の羽化個体の最小♂は78mm程です。

グランディスの羽化個体のアベレージにつきましては、血統、餌、環境はもちろんですが、最終的には飼育者各自が持つ総合的なスキルが深く関与してくるものと思っています。


2018.1.18

ペアリング済みの♀の管理について

飼育方法より
「交尾が確認できたメスは、およそ1ヶ月間は一般飼育用のケースでタンパク源の多い餌を与えながら飼育します。すぐに産卵用の飼育ケースには移しません。」

飼育方法を一読されたお客様より上記の一文(およそ一か月)についてご質問がありましたのでこちらにも記しておきたいと思います。

解説する前に、この記事自体は2003年に某紙の依頼により執筆したものと内容的には殆ど変わりません。当店の前身であるホームページ(バナー参照)内に2001年の頃に掲載していた記事が元記事となります。



少し加筆はしていますが現在掲載している記事自体は17年前のものと殆ど変わりありません。考えてみればこの年に生まれた子供が高校生になっている訳ですから時が経つのは早いと思いますが、年月を経過しても未だ遜色のない内容になっていると感じています。

さて、そんな古い記事の内容についてなのですが、実際のところおよそ一か月は長く感じられますし一か月が経過していなくとも産卵はします。

ではなぜ当時このように記載したのかと言えば、♀が産卵したい仕草が見られ、そして確実に、それも一気に産卵行動を起こすことを主眼に置いたからです。

割り出し時の初齢幼虫は一律であることが望ましいことは至極当たり前の話ですが、だらだらと産卵するグランディスの場合は2齢が出てくることもしばしばあります。

このことを打開するために当時産卵について試行した結果、たどり着いた結論がこの期間であり方法だった訳です。(基本的に卵での回収は行っていません)

要は「初齢での割り出し時のタイムラグを極力少なくさせること」に着目したのです。

日数が長いのはなぜだろうと思われた飼育者も居られたのではないかと想像しますが、飼育者各自の飼育環境が異なりますので、これまでこのことはあえて記しておりませんでした。

今回初めてその理由を明かしましたが、この一文の中には大型個体を羽化させることを前提とした飼育の第一歩、管理をする際に押さえておきたい要点が実は記されています。


2018.1.15

生体のオークションへの出品について

以前から何度か"オークションの方が買いやすいので出品しないのですか"、"79mm以下の個体や訳あり個体のペア販売は行わないのですか"と言ったご要望やご意見をいただいておりました。

当店の販売体制は春〜秋にかけてホームページ上のみの販売となり、また生体の価格は血統や他店様の販売価格も考慮し設定しています。

昨年販売した個体の種親は全て90mm以上を使用し、特に夏以降は飼育レコード個体の95.0mmを種親に使用したGarda95.0血統の新成虫の販売も行っています。(余談ですが、Garda95.0血統に関しましては87mm以上の個体の販売は行っておりません)

現在当店では飼育品に対する拘りもあり、79mm以下の個体をホームページ上で販売することは殆ど行っておりません。

ですが、ご要望等より欲しくとも買えない方もいらっしゃる様にも感じられましたので、今春(3月頃)より限定的に79mm以下や訳ありの個体をオークションへ出品するかどうかを現在思案しています。

あくまでもまだ思案中の案件となりますが、78〜79mm程度の個体や訳ありの個体でも種親は全て90mm以上ですから、血統的な背景は十二分に備えていると思っています。


2018.1.12
Grand-G 「飼育ニュース」

昨年12月11日付のひとり言に記していました上記のニュースを発行します。

当店より飼育用品等を何度かご購入いただいているお客様に限りますが、15日より同梱を開始します。

今回発行のニュースは2015年 BE-KUWA 飼育ギネス個体 Garda95.0血統の2017年度飼育時の未公開情報となります。

B5版のペーパー1枚ではありますが、当店の秘蔵映像とも言えますので一見の価値はあると思っています。


2018.1.9

昨年の10月20日に紹介していた幼虫達(一部)のビン交換を行いました。

4頭のビン交換を行い最大幼虫が画像の個体となりますが、他の3頭は45〜47g台でした。

初齢割り出しよりおよそ5ヶ月半でのビン交換となりましたが、これが6ヶ月後の交換であればまた違った結果になっていたと思われますので、この体重の乗り方はそれなりの様に感じられます。

小頭数飼育の年にあたる本年ですが、年初から50gUPが出現しましたので幸先良しと言った感じです。


2018.1.5

昨年末のひとり言に記していました90mmUPの容姿です。

本日「ニュース」(成虫コーナー)に掲載しましたが、本個体も 2015年 BE-KUWA 飼育ギネス Garda95.0血統からの成虫となります。

「ニュース」(幼虫コーナー)に紹介していた56.6gが無事に羽化した個体となりますが、本個体も蛹化時に多少暴れました。

やはり暴れると大きくはならず蛹を見た時には90mm台に届くかどうかと言った感じでしたが、結果として何とか90mmの大台に届いた現状から、55g以上の幼虫体重があれば多少暴れても90mm台が期待できるように思われます。

とは言っても暴れ方次第で結果は変わります。

それでも、新年早々から90mmUPを紹介でき何よりであると思っています。

追記
菌糸ビンGrand-Gt(ブルー)PP1100ccは在庫調整中となっています。
在庫調整には10日〜14日ほど掛かる見込みです。


2018.1.4

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

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