「グランド・マット」による 試験飼育の結果
オオアゴの付け根部分の太さはなかなかのものです。

グランド・マット」による蝦夷ミヤマクワガタの試験飼育の結果です。

羽化個体を天然個体と比較すると、体形、オオアゴ、共に太く、なかなかの良形となっていましたが、新成虫ですので独特の黄金色の体毛も美しく、ミヤマクワガタの良さが出ています。

この個体は天然持腹のものとなりますが、飼育頭数は4頭と極少数で試験飼育を行っています。もう一頭のオスは69mmで、2頭のみとしてはまあまあの結果であると思っています。
(後の2頭はメスです。)

今回の羽化個体は4頭をまとめ飼いした結果です。マットの販売に向けた試験的な飼育の為、あえてまとめ飼いを敢行、その結果が70mmUPですから、血の善し悪しは当然ありますが、マットの効果を知る上では良い試行であったと考察しています。

この結果を合格と判断しましたので、マットの販売を開始したところですが、このマットを使用した素質のある幼虫の単独飼育が楽しみでもあります。このマット、実はミヤマクワガタ用でもあったりしています。(ほったらかしでも70UPが出ましたので餌の質は良いと判断しています)

北海道でも南部に生息しているミヤマクワガタは、冠部の発達がとても良い個体が採集できます。全体的な見栄えも良い太い個体も多く、これらの個体を種親とした幼虫から、累代飼育を行うと形の良い個体も多く作出できるものと思います。

また、北海道の南部には大型の個体も多く生息し、年によっては76〜77mmクラスが採集されるほどです。大型化できる血脈も確率的に高いものがありますので、太さを兼ね備えた大型個体の作出には面白い血筋であると判断しています。

特に北国特有のエゾ型大型極太個体が持つその独特の風貌は、造形的にも魅せられますし、ある種の迫力を備えています。飼育個体に関しては、エゾ型は体長を稼ぐには不向きなところもありますが、形に関しては別種であると思えるほどの異彩を放っているところが特徴的です。

天然のエゾ型は73mm台でも相当な迫力がありますので、飼育によって更に上の太さと大きさを実現できれば、他に類を見ない程の存在感を有する「蝦夷ミヤマ」となるであろうと想像しています。

2009.12.21
※現在、飼育は行っておりません。