Garda95.3について
インド産95.0mm【Garda95.0sc】の直仔、94.6mm【Garda94.6】を種親とする個体です。
2024年6月24日の「ひとり言」へ蛹体重(44.7g)を公開していた個体ですが、無事に羽化し95mmを超えを果たせました。
これで2015年BE-KUWA飼育ギネス(現レコード)の95.0mm、2019年のBE-KUWA72号へ執筆した記事内に掲載された95.0mm、2023年に当店ホームページ上で公開した95.6mmに続く、4頭目の95mmオーバーとなります。
また、本個体はGrand-Grow菌糸カップ(オオヒラタケ)を1本目に使用し、2本目以降はGrand-Master(特殊ヒラタケ)を使用する菌種変更リレー飼育から誕生しています。
本個体の面白いところは幼虫時の最大体重が60gを超えていないことで、羽化ビンとなる3本目(PET2300cc)への交換時は52g台でした。
蛹化した際にPET2300cc菌糸ビン越しに見える蛹は大きくは見えましたが取り出し体重を量ると44.7g、交換後に餌を喰い進み成長した結果とはなるのですが、この幼虫体重からこの大きさの蛹の出現はまったくの想定外、予測の遥か上を行く現象には想像し難いものがありました。
取り出した蛹の体重から95mmを超えてくると予測されましたが、唯一の不安要素である不全を乗り越え無事に誕生してくれました。
まったくもって想定外な本個体ですが、初齢割り出しから1年以上が経過し無事に羽化したからこその結果なのかも知れません。
Garda血統のポテンシャルが成した奇跡、今回の95mmUPはそんな感覚を抱く個体です。
こんな個体が出現するからグランディスの飼育は面白い、そして奥が深いと改めて感じています。
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