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Grand-Bank (バンク) |
Grand-Gt (ブルー) |
Grand-Gt (レッド) |
Grand-Master (マスター) |
実績のある KBファーム社製 |
当店が道南のキノコ工場へ製造委託している製品です 原料は北海道産ブナ100%、安心してお使いいただけます |
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飼育情報、商品宣伝等など、不定期更新の「ひとり言」。 お暇な時にでもどうぞ。 |
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2024.11.22
Grand-Grow 菌糸カップの販売休止について
使用している原材料が無くなったことから販売を一時休止します。
原材料の納入予定が2週間程度先となる為、原材料が入荷次第製造を行い、完成次第販売を再開します。
2024.11.20
「生体」DGMのページへ種親の一部をUPしました。
2024年 BE-KUWA(ビークワ) 飼育レコード個体 96.5mm 【Garda96.5】
インドグランディス 95.6mm 【Garda95.6】
この2頭を紹介しています。
既に各個体からの幼虫も得られ、これからの成長に注目しています。
2024.11.14
2024年 BE-KUWA(ビークワ) 飼育レコード個体 体長測定画像
X (旧ツィッター)の表紙に測定画像を掲載しましたので御覧ください。
画像は左上翅の測定値です。
https://x.com/G6050614647826
ちなみに、Xについてはアカウントを持っていますが、こちらの「ひとり言」がありますので使用(投稿)したことはありません。
ただし、稀にコメントを寄せることはあります。
2024.11.11
販売中のGrand-Master 菌糸ビンについて
2024年 BE-KUWA(ビークワ) 飼育レコードを更新したことで、ここ数年で一番と言って良いほど注目度が高まっています。
先週より販売を開始しましたが、商品を「製品在庫のページ」へUPしても午前中の内に完売する現状です。
飼育レコード個体や95mmクラスの個体を飼育した菌糸ビンと同じ添加剤のレシピで製造している菌糸ビンですが、製造本数に限りがあるため多くを製造できない菌糸ビンとなっています。
ご購入を希望される方は「製品在庫のページ」をチェックしてみてください。不定期となりますが更新を行います。
購入された方が多くなりある程度行き渡れば落ち着くのではないかと思っていますが、今期に限っては想像がつかない状況です。
尚、菌糸ビンの次回販売予定日についてのご質問をいただきますが、不公平となるため今後はお答えしませんのでご了承ください。
追記
15日をもちまして秋季の販売を終了します。
2024.11.5
本日より、Grand-Master 菌糸ビンの期間限定販売を開始しました。
販売期間は来年の5月下旬頃までを予定しています。
※製造本数が限られているため販売は限定的になります。
2024.11.2
ご報告とお礼
当店が飼育したインド産Garda血統の個体が、2024年 BE-KUWA 飼育レコードを獲得しました。
飼育レコードの獲得と更新を記念し、本日新たなページを掲載しました。そのなかには、これまで掲載していなかったレコードラインの飼育情報も紹介していますので御覧ください。
また、この度の飼育レコード獲得に際し多くの方からご祝辞をいただきました。
この場にて、改めましてお礼申し上げます。
2024.10.26
ミャンマーグランディス Yeak95.5のページをUPしました。
2024.10.18
後2日ほどで準備が整いそうな感じとなりましたので、定休日ですが20日(日曜日)より販売を開始します。
※ご返信は21日(月曜日)となります。
2024.10.17
準備が整い次第インド産とミャンマー産の販売を開始します。
インド産は2024 BE-KUWA飼育レコード ♀異腹ペアと、今回の販売が初となるGarda94.6血統の直仔ペア、そして1組限定でGarda95.3同腹ペアの販売を予定しています。
ミャンマー産はYeak95.1血統、Yeak94.5血統の直仔ペアを数ペア販売する予定です。
2024.10.15
Celebration Day
2024.10.8
Your Time Is Gonna Come
2024.10.2
Grand-Master 菌床ブロックの販売を再開しました。
2024.9.27
本日、ミャンマーグランディス Yeak血統の画像をUPしました。
2024.9.9に仮測定していたYeak95.1血統の羽化個体です。
2024.9.18
インドグランディス Garda95.3のページをUPしました。
2024.9.13
本日を持ちまして販売を終了しました。
次回の販売は秋季となりますが気温を見ながら開始時期を決めたいと思っています。
おそらく10月中旬〜下旬頃になるのではと予測しています。
次回の秋季販売では初の販売となるGarda94.6血統の直仔を予定しています。
2024.9.9
ミャンマーグランディス Yeak95.1血統の羽化個体です。
仮測定のものでしたが本個体は羽化後3週間ほどが経過しています。
おそらく本測定も同じような数値になると思われますが、いずれにしましても躰が固まりましたらその結果を「ニュース」のコーナーへ掲載したいと思います。
飼育方法はいつもと同じくGrand-Grow 菌糸カップからGrand-Master 菌糸ビンへと移行する菌種変更リレー飼育によるものです。
さて、今期のミャンマーグランディス Yeak血統は93mm台がこの個体で3頭目となります。94mm台も羽化していましたので総じて良い結果であると思いますが、今期の最大個体はインド産のGarda血統から誕生しています。
ミャンマーグランディスは飼育頭数が少ないので、この点を考慮した成績は甲乙付け難いところがあります。
そんな超大型個体が集う様はさしずめ Houses of the Holy といったところでしょうか。
一度、個体達を集合させ纏めて撮影するのも面白かもです。
でも、その撮影を想像すると個体達が動き回るので大変そうですから・・・今のところ気力がありませんので難しいといった感じです。
2024.8.27
カワラ材 S材2本入りは完売しました。
次回の販売は11月頃を予定しています。
2024.8.20
2024.6.24に紹介していたインドグランディス Garda血統の蛹が羽化し3週間程が経過しましたので仮測定を行いました。
ノギスの数値は縮みを考慮し指標とし設定したものですが、現時点での個体の大きさは判るのでは思います。
本個体は2023年に飼育し2024年に完品として羽化した個体の中ではおそらく最大になると感じられますが、まだ数頭の蛹が居ますのでそれらの個体が全て羽化してから結果を公表したいと考えています。
95mmを超える個体の不全率は高いものが有りますので、よく無事に羽化してくれたと思います。また、超大型個体になればなるほど幼虫や蛹の段階で落ちることも多くなりますから尚更にです。
2024年の羽化不全個体の中にはこの個体より更にデカいのが居ましたので、後は飼育運次第で結果は一変するものと思っています。
Black Mountain Side の更に向こう側はどのような景色なのか。
超大型個体の飼育に常に付きまとう羽化不全、血の掛け合わせや餌慣れなど様々な要因への創意工夫がいずれは功を奏し、いつかきっと新たな景色を見ることができると、そう思っています。
2024.8.14
本日、「ニュース」のコーナーへ体長測定の画像をUPした個体の容姿です。
画像からも判ると思いますが本個体は右前脚の爪が閉じたままとなっています。残念なことに右前脚の脛節から上が麻痺しているため爪がこの様な状態ですが、前脚の麻痺を除けばインドグランディスらしい個体で均整の取れた良い個体であると思います。
羽化までに1年を要した4本孵しで、3本目への交換時の幼虫体重は60.5g、4本目への交換時は57g台、2本目以降は全て2000ccのGrand-Master を使用し誕生させています。
さて、2024.6.24に紹介していた蛹が無事に羽化していましたが、当店が予測していた通りの体長となりそうです。
超大型の蛹の場合、長さに向くか幅に向くかで羽化体長が大きく変わります。蛹体重を元にした羽化体長の算定も振り幅が大きいことから予測は難しくなって来ます。
95mmを超える超大型個体の場合はこれが顕著に現れます。
No Quarter
蛹体重を元にした羽化体長の算定値の正確さ、超大型個体についてはこんな感じです。
2024.8.5
本日、「ニュース」のコーナーへ体長測定の画像をUPした個体の容姿です。
頭部に窪みがあることが少し残念でしたが、太く重量感がある良形のミャンマー産グランディス Yeak血統です。
飼育方法はGrand-Grow 菌糸カップからGrand-Master 菌糸ビンへと移行する菌種変更リレー飼育によるものです。
2300ccのGrand-Master 菌糸ビンより出現していましたが、本個体は3本孵しで3本目への交換時の幼虫体重は57g台と60gに届いておりませんでした。
この飼育条件でこれだけの大きさで羽化してきたYeak血統にはやはりポテンシャルがあります。
That's the Way
毎年夢追い飼育を続けること、廻り道もしますがそれが道です。
過日、2024.6.24に紹介していた蛹が無事に羽化しました。
果たして何_になるのか楽しみにしているところです。
2024.7.29
ご注文フォームの新設について
サーバーエラーが解消されないため新たなご注文フォームを作りました。
今までの直リン方式ではなくご注文フォームのページからリンクする形となりますのでご了承願います。
さて、先日お客様から表紙にある以下の2022年度の件でお尋ねがありました。
なぜこの時期になっても(暫定)なのかと言った鋭いご質問をいただいたのですが、諸事情により大雑把なことしか記せませんでした。
このことについてはおそらく後1ヶ月も経たない内に判るのではと思っています。
2024.7.23
本日、「ニュース」のコーナーへ体長測定画像をUPした個体の容姿です。
左前翅に凸部があることが玉にキズですが大顎が太く重量感がある格好の良い個体です。
ちなみに本個体は1400ccのGrand-Master 菌糸ビンより出現しています。
今後も2024.6.24に紹介していた蛹が無事に羽化し Wonderful One が出現することを期待しています。
さて、今年は採集や観察に出向く頻度が減っていたのですが、その理由は採集とブリードのどちらを主にするかという事で、熟考の末にブリードを優先することに決めたからです。
年に一度の観察と採集を減らしてまでブリードに重きを置くことの意味合い、その詳細についてはいずれ時期が来ましたらお伝えしたいと考えていましたが、今はただ今後の為にも虻蜂取らずだけは避けたいとの思いがあります。
2024.7.17
Grand-Grow 菌糸カップについて
コンセプトとしては素質の開花、Grand-Grow 菌糸ビンよりも高添加の仕様となっているこの菌糸カップですが、容量についても様々な試行を行いGood Times Bad Times を繰り返しながら、その結果として600ccという容量に辿り着いています。
注)すべては飼育レコード個体を作り出すことを最優先iに考察しています。
3齢初期までの飼育がその後の幼虫体重や羽化体長に最も影響を及ぼす、その考え方は当然ながら資質を持つ血統が条件となります。
いくら良い血統でも餌が良くなければ大きくは出来ない、それは2024.6.12に記載している内容を見てもらうと判ると思います。
2024.7.3のカワラ材について記した内容とまったくと言って良いほど被りますが、目からウロコ的な事象はあるものです。
2024.7.9
お客様のところより90mmUPが誕生しています。
X(旧twitter)の羽化ツイートURLを掲載しています。
2024.7.8
本日、ミャンマーグランディス Yeak血統の画像をUPしました。
※年度別掲載へリニューアルしました。
2024.7.3
画像は販売中のカワラ材(S材)につけられた産卵痕の様子です。
現在、カワラ材一般タイプ(直径10cm前後)の原材料が殆どありませんので販売休止の状態ですが、昨年あたりから太さが7cm前後のS材をメインに販売を行っています。
細い材となりますので一本あたりから採れる幼虫は少ないのですが、それでも芯がそれほどありませんので♀はよく産んでくれます。
Wearing and Tearing
今行っていることが最良なのか、当時は良い方法だと思っていたことも長年行っていると綻びや破れが見えてくることもあります。
おこがましいにも程がある、などと思えることもありますが、今行っていることを俯瞰すると気付かされる点が間々あることも事実です。
カワラ材、これについても正にそんな感じなのです。
2024.6.27
本日より販売を開始しました。
2024.6.24
無事に羽化することを祈るのみ
これがGarda血統の規格外なポテンシャル、SNSなどに点在するデータから
『羽化体長は何_になるのか』 を推定してみてください。
2024.6.21
本日、ミャンマーグランディス Yeak血統の画像をUPしました。
2024.6.12に紹介していた個体の本測定となります。
2024.6.18
翌日到着が可能な地域(北海道、東北)の方への限定販売を予定しています。
また、今年から関東翌日配達便がヤマト運輸により導入されましたので、関東地域の方限定となりますが発送が可能となりました。
※関東翌日配達便は翌日最短到着便につき時間指定はできません。
対象エリアは以下のとおりとなっています。
(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県)
尚、関東翌日配達便は水曜日が飛行機運休日のため発送は行えません。
販売個体はインド産 Garda血統、ミャンマー産 Yeak血統を各数ペア、今のところまだ予定の段階となっていますが販売できればと考えています。
2024.6.12
ミャンマーグランディス Yeak血統 羽化個体の仮測定を行いました。
本個体は羽化後1ヶ月ほどが経過しています。
仮測定の値を御覧の数値としていましたが前翅に翅ズレがあるため、現段階における中間の値としています。
羽化後1ヶ月ほどでの数値ですから本測定も似たような数値になるのでは感じられます。いずれにしましても躰が固まりましたら結果を「ニュース」のコーナーへ掲載したいと思います。
尚、飼育方法はいつもと同じくGrand-Grow 菌糸カップからGrand-Master 菌糸ビンへと移行する菌種変更リレー飼育によるものです。
さて、近年の飼育は Ramble on と言った感じでしたが、実績としては93mm〜94mmクラスがコンスタントに出現していましたので、アベレージが確実に上がって来ていることは確かです。
では、いったい何故羽化実績のレベルがUPしているのか、その訳は何なのか、などと考えてみると諸所思いあたるところは有りますが、その中から一つを選定するならばやはり2次発菌時に使用する添加剤、それを抜本的に変えた事が結果として現れ出したのではと感じています。
※2019年発刊のBE-KUWA72号へ寄稿した記事内にこの事については記しています。
仮説を立てその仮説に基づき実際に飼育することはチャレンジであり、飼育の根幹とも言える添加剤を変えることは勇気がいることですが、あの時の決断は間違ってはいなかったと今は思っています。
初齢〜3齢初中期までの間に何を喰わすか、ある意味そこで決まると言っても過言ではないほど1本目(Grand-Grow 菌糸カップ)の添加剤は重要であると実感しているところです。そして、餌慣れした個体達が累代を重ねるごとに体長がUPしてきていることもまた事実ですから、餌(添加剤)慣れは必然的に重要であるとの結論に至ります。
まあこの餌慣れに関しては今更な感はありますが、一番良い例は国産オオクワガタの飼育レコードで、歴代のレコード個体に共通して見られる点は、その殆どが特定の銘柄(菌床)から出現していると言うことです。
2024.6.5
2024.5.24に紹介していたGarda94.5(94.5mm)の測定動画をUPしました。
また、飼育動画のページと動画の一部をリニューアルしています。
興味がある方は御覧ください。
2024.5.27
特大の♀が誕生しましたので紹介します。
この体長の羽化個体は稀なサイズですが素質のある幼虫がそれほど縮まずに羽化した結果であると感じます。
ちなみに羽化までは初齢割出しより1年以上かかっています。
The Ocean
グランディスの♀は大海の様にまだまだ大きくなる可能性を秘めていると思いますので、これからは少し真面目に飼育を行いたいと思います。(不謹慎かもしれませんが実際のところ♀の飼育は適当でした)
また、本個体の種♂は2024.5.24にも紹介していた93.7mmで幼虫時のピーク体重は20.8gとなっています。
Garda93.7血統の♂幼虫からは60g超えの個体が複数頭出ていますし94.5mmも誕生しています。そして今回の♀の羽化結果、やはり良血であると感じられます。
追記
今週の30日を持ちまして販売を終了します。
2024.5.24
本日、「ニュース」のコーナーへ体長測定画像をUPしました。
2024.5.7に仮測定の画像を掲載していた個体ですが本測定は上々の結果となりました。
仮測定の画像で判るとおり大顎がノギスよりはみ出していますので、大きさに関しては想像できるのではと思いますが、仮測定の段階で本測定の数値を示していましたので予測の範囲内といった感覚です。
まずは無事に羽化できたことに、感謝を込めて Thank You 。
尚、本個体の種♂は93.7mm、幼虫時のピーク体重は61.9gとなっています。
※幼虫画像は上のバナーをクリックすると御覧いただけます。
この種親93.7mmからは95.6mmが誕生しています。
優良な血統であることには間違いありません。
2024.5.20
Grand-Master 菌糸ビン(期間限定販売)の販売終了について
本日をもちまして販売を終了しました。
次回の販売は秋季の予定です。
2024.5.14
飼育用品「カワラ材」(一般タイプ)は完売しました。
次回の販売は未定です。
(現在、多くは作れない状況です)
2024.5.7
インドグランディス Garda血統 羽化個体の仮測定を行いました。
本個体は羽化後3週間ほどが経過していますので、本測定でもそれほどの差異は無くノギスの数字程度になると思われますが、躰が固まりましたら本測定の結果を「ニュース」のコーナーへ掲載したいと思います。
尚、飼育方法はいつものとおりGrand-Grow 菌糸カップからGrand-Master 菌糸ビンへと移行する菌種変更リレー飼育によるものです。
93mm以上の個体を毎年羽化させること、現在はそれを飼育目標の一つとしていましたので、今期もクリアできた事は何よりであると感じています。また、94mm台の結果ですから上々であると思っています。
夢の100mm超えを目指し I'm Gonna Crawl
そこに至るまでにはクリアしなければならないいつくかの数値がありますが、飼育を続ける目標としては途轍もないことだと感じます。
這うような歩みであっても、できる限りその値に近づくこと、その頂きを追い求めるところに浪漫があります。
2024.4.26
菌糸ビンの交換を行ったインドグランディス Garda血統の幼虫です。
※幼虫画像は上のバナーをクリックすると御覧いただけます。
2本目のGrand-Master 菌糸ビンから、3本目のGrand-Master 菌糸ビンへ幼虫を移行させた際に撮影したものです。
※1本目の飼育菌糸はいつものようにGrand-Grow 菌糸カップを使用しています。
この体重がピークであると感じられますが良い具合に育っていました。ビン交換後は暴れが見えていて思うようには行きませんが、まずは無事に蛹化し羽化して欲しいところです。
The Battle of Evermore (限りなき戦い)
超大型個体の誕生を目指す飼育において常に感じていることです。
2024.4.17
種♀について
一般的には大きさ重視であると思いますが、大きい個体だから大きくなる血を継承しているとか、大きい個体は大きい卵を産むとか、そんな意見が多い様に思われます。
ですが、実際にはその血統の最大個体から、次世代にそれを追い抜くような個体が誕生した例の方が少ないと言えます。
顕著な例としては、飼育レコード個体となった最大の♂と、同腹血統の最大♀を掛け合わせる。その結果、また飼育レコード個体が誕生するかと言えば、そんなことは稀であると言う事です。
難しい種♀の選定ですが、毎年行っているポイントを少し記します。 体長と羽化までの期間等、それ以外のことで着目する点は腹部となります。
個体を側面から見て丁度前翅の先(尻)に近い部分が、累代を重ねると膨れて来やすくなりますが、まずはこのような個体は殆ど選びません。 また、この様な個体の販売も行っておりません。(販売している個体は当店が許容できる範囲の個体となっています)
その理由は、この部分が膨れている個体を種♀とした場合、生まれてきた幼虫が成虫となった際に体幅に取られがちな印象が強いからです。太い個体を誕生させる場合は別ですが、体長を重視する為、極力このような♀は避けています。
♀のコンディションも重要なところであると考えています。産卵までに何を喰わすかも含めてですが、この辺のところもです。
♀の選定は実際のところ大勢に及ぼす影響はそれほど無いと感じられるほど難しく思われ Dazed and Confused 状態です。
種♀の見立てだけで結果が判るのであればこれ以上楽なことはありませんが、そんな魔法の様なことはまずあり得ません。
今現在、超大型個体の飼育に関しては、それぞれの要点はあるにせよ♂と♀の相性(血の組合せ)で、そこが一番重要なところであると感じています。
2024.4.3
躰が固まりましたのでYeak95.1血統個体の体長測定を行いました。
2023年飼育のミャンマー産90mmUPとして第2号となる個体です。
飼育方法はいつものとおりGrand-Grow 菌糸カップからGrand-Master 菌糸ビンへと移行する菌種変更リレー飼育によるものですが、この個体は2本目以降の菌糸ビンはPET1400を使用しています。
ちなみにGrand-Master のオガの粒度は現在販売している菌床ブロックと同じものを使用しています。
まずは今現在飼育している個体達から Moby Dick の出現を願い、楽しみにしている自分が居ます。
2024.3.28
本日より販売を開始しました。
2024.3.22
天候と気温次第ですが月末の販売を予定しています。
販売はインド産とミャンマー産のみでメインはインド産Garda94.1血統ペア、ミャンマー産はYeak95.1血統とYeak94.5血統の新成虫を数ペア販売する予定です。
いずれも93.5mm以上の個体を種♂とした超大型血統の販売となります。
2024.3.13
You Shook Me
暴れが見えましたので 2024.1.16 に紹介していた画像の個体のビン交換を行ったのですが48g台まで減量していました。
およそ15gほどの減量はグランディス飼育においてはよくあることなのですが、それでもショックであることには変わりはありません。
この辺が本当に難しいのですよグランディスは。
こんなことがあるから幼虫体重から羽化体長を予想することが出来にくいのです。
安易な羽化体長予測などは無に帰されますから。
一昔前、グランディスのこの現象を見て「風船クワガタ」と呼称した御仁が居りましたがこれは言いえて妙、本質をとらえていると今でも思っています。
2024.3.6
手元に用意して置く菌糸ビンの容量について (当店市販ビン対応)
Physical Graffiti
1本目のGrand-Grow 菌糸カップ を交換する際、手元にどの容量の菌糸ビンを何本用意して置けば良いのか、この点は飼育者の悩みどころであると感じます。
この件については以前からご質問をいただいておりましたので、ある程度の目安となるようなことを記したいと思います。
交換の時期が近くなりましたら、各菌糸カップをまめにチェックすると幼虫の頭部の大きさにより♂♀の性別判断が可能となります。
♂♀の判断が付きましたら、例えば♀の場合はGrand-Grow1100ccへ、♂の場合はGrand-Master 1400cc、あるいは2300ccへと振り分けます。
♀の場合は2本目の1100ccで羽化まで持っていけますが、♂の場合は2本目の菌糸ビンで羽化までこぎ着けることは難しいところです。
通常はあと一本は菌糸ビンを使用しなければならず、特に大型幼虫の場合は3本目へ交換することが殆どです。
3本目へ交換する際の目安としては、2本目へ交換した際の体重と頭幅、その後の餌の喰い方などを参考にし次回の菌糸ビンの容量を選択します。
ここまでは一般的なことですが幼虫の性別が判断できない場合も多々あります。特に大型の♀が対象となりますが、この様な場合は1400ccの菌糸ビンが手元にあると重宝します。
♂だった場合はそのまま使用できますし、♀だった場合は大型個体を狙うといった具合です。
後は予備ビンとして数本用意できれば最良で、何らかの不測の事態が起こった時に対処できます。尚、予備ビンは3〜5℃設定の冷蔵庫で保管すると長持ちし、次回の交換時にも使用できます。
飼育以外のことにも当てはまりますが「備えあれば憂いなし」といったところです。
2024.2.29 前 回 今 回
菌糸ビンの交換を行ったGarda血統の幼虫です。
※幼虫画像は上のバナーをクリックすると御覧いただけます。
2024.2.6に紹介していた幼虫と同様に更に成長をとげていました。
今回は暴れの兆候が見えたから交換を行った訳では無く、スケジュールに則ったビン交換の結果となります。
Grand-Master 2800ccへ移行したこの幼虫、この後も順調に成長してくれればと思います。
presence
この幼虫も半端ではありません。
2024.2.20
グランディス飼育についての感慨
Ten Years Gone
当店のインド産Garda血統、及びミャンマー産Yeak血統の構築には10年以上もの歳月を要しています。
DGGやDGMが国内に入ってきた当時は、生態等に不明な点が多くあり、飼育を行っても現在の様な大型個体を誕生させることはできませんでした。
大きくさせる事への追求は、資質を持つ血の選別と交配、組み合わせを繰り返すこと、またそれと共に最良の餌となる菌床ブロックと菌糸ビンの製造、オガと菌糸と添加剤の最良の組み合わせ、特に中に入れる添加剤の種類と量の追及も同時進行で行いました。
血と餌に関しましてはそれ相応の歳月を要しましたが、今では90mmUPの個体を毎年羽化させることが可能なレベルとなっています。
超大型個体の飼育には血と餌と言う基本的な部分以外にも欠かせない要素が存在します。その一つが飼育環境で温度をある程度一定に保てることが重要となります。
最後の一つは、永遠の課題でもあるビン交換のタイミングです。株式相場の格言である「まだはもうなり もうはまだなり」的なことが必ず付きまといます。
それは飼育者サイドから見ると餌がまだあると思う状況でも、幼虫が同じような感覚かと言えばまったく判らないからに他ありません。
幼虫が糞がこれだけ溜まったと感じれば、変態を促すホルモンの分泌が開始されるかも知れない、と思われる事象をこれまでに見ています。
幼虫によっては他とは異なる成長過程をたどる個体も出現しますので難しいとは感じますが、早め早めのビン交換が今では基本的な則となっています。
飼育には様々なファクターが存在します。それに対する一つ一つの対処の積み重ねがスキルとなり、スキル以外の要素(幸運)も相まって超大型個体は誕生するのではと思っています。
2024.2.6 前 回 今 回
インド産グランディス Garda血統の幼虫です。
※幼虫画像は上のバナーをクリックすると御覧いただけます。
前回の菌糸ビン交換時に御覧の体重でしたが今回は更に成長していました。
この幼虫、暴れの兆候が見えましたのでGrand-Master 2000ccへ交換したのですが交換後も若干暴れました。(現在は蛹室を作成しています)
後は無事に蛹化、羽化してくれればと、願ってはいましたが果たしてどうなることやら。
Heartbreaker
期待が持てる個体、その誕生までの飼育は毎回心臓に悪いです。
2024.1.31
Grand-Master の菌種の呼称について
当店ではGrand-Master の菌種を特殊ヒラタケ菌と呼称していますが、時折、この呼称についてのご質問がありますので少し記したいと思います。
菌種メーカーから販売されているキノコの種菌は、早生、中生、晩生のタイプがありますが、当店のGrand-Master に使用している種菌は晩生タイプのもです。
この晩生タイプのヒラタケ菌は秋から春先にかけてキノコが収穫できる菌で、当店で使用している種菌はヒラタケ何号(号数は開示しません)と呼ばれています。
この菌の特徴は20〜23℃ほどの温度帯ではキノコの発生が殆どない特殊な傾向を示したことから特殊ヒラタケ菌と呼称しています。ちなみに、普通のヒラタケ菌は20℃ほどでもキノコが発生し、特に早生の菌ではその傾向が強く見られます。
クワガタ飼育に用いられる菌種は一部(カワラタケ等)を除き殆どが食用菌を用いています。ヒラタケ系の菌糸ではカンタケ(寒茸)が普及していると思いますが、カンタケは呼称や商品名であり種類ではありません。
この事に関してはキノコ図鑑を見ると良く判ると思います。
余談ですが、菌種の区別についてはシイタケが一番多く、早生、中生、晩生で号数や記号を変えているメーカーもあるほどです。
追記
飼育レコードクラスの♀が誕生しました。
♀に関してはあまり興味が無かったことからこれまでは登録を行っていませんでしたが、気が向いたらエントリーしてみようかとも考えています。
2024.1.22
超大型個体の飼育に関し思うこと。
ここ数年の飼育について思うことを雑多ではありますが少し記します。
何事に対しても当てはまり思えることは、やはり『結果が全て』であると言う事です。
結果についてはデータを取っていれば数値として残り、そのデータを基に考察することで仮説を導き出す、そして導き出した仮説を実証するため次なる飼育に向け実行に移す。
ある一定の結果を得るまで、そこに至るまでに通ってきた道程、創意工夫や新たな発想、それらを持続させる忍耐力(モチベーションの低下等はあって当然、長い年月の中での持久力)は決して自分を裏切らないと感じます。
運といった不確定要素も作用しますが、これらの道程があればこその「結果」であると思い、更なる結論を導き出せないかと思考を重ねる。
How Many More Times ・・・・・ 出来る限り何度でも。
1本目の菌糸ビンから50g程の幼虫が出現したとか、ピーク時の体重が70gを超えたとか、それらは理想的な事であり幼虫体重は重いに越したことはないのですが、兎にも角にも結果が伴わなければまったく意味を持ちません。
全てにおいて、至極シビアであると思っています。
2024.1.16
休日にビン交換を行ったインド産グランディス Garda血統の幼虫です。
※幼虫画像は上のバナーをクリックすると御覧いただけます。
1本目の飼育菌糸はGrand-Grow 菌糸カップ、2本目の飼育菌糸はGrand-Master を使用しています。
画像は3本目のGrand-Master 菌糸ビンへ幼虫を移行させた際に撮影したもので初齢割り出しより6ヶ月半が経過しています。
結構大きくなっていましたのでこの後の成長次第では面白い存在に成りそうです。
Misty Mountain Hop
ぼんやりとでも何かを掴めそうな、そんな感覚。
色々な事を試してきた今だからこそ、何かに手が届きそうな気がしています。
2024.1.13
飼育用品「カワラ材」(一般タイプ)。
手持ち在庫が少し貯まりましたので販売を再開しました。
完売次第販売は休止しますのでご了承ください。
現在、このサイズは多くは作れない状況となっています。
2024.1.9
年末年始の休みにビン交換を行ったGarda血統の幼虫です。
※幼虫画像は上のバナーをクリックすると御覧いただけます。
本個体は初齢割り出しより6ヶ月足らずで2000ccのGrand-Master 菌糸ビンを丁度良い具合に喰い上げました。
2024年、第一号の60gUP幼虫となりますのでこれからの成長に期待してますが、グランディスの超大型個体飼育で一番厄介であると感じることは幼虫の暴れです。
どれだけ大きく成長しても蛹化前の一暴れで結果が一変する、それがグランディスの飼育です。
また、超大型個体になればなるほど蛹化時や羽化時の不全が高まります。これに関しては種類は問わず、だからこそ飼育レコード個体には価値があると思います。
新年早々Black Dog が跋扈しているような日本ですから、せめて今年の中〜後半は良い出来事が多くあればと祈念しています。
2024.1.4
年末年始の休みにミャンマーグランディス(Yeak血統)の体長測定を行いました。
2023年飼育の90mmUP第一号となる個体はミャンマー産となりました。
飼育方法はいつものとおりGrand-Grow 菌糸カップからGrand-Master 菌糸ビンへと移行する菌種変更リレー飼育によるものです。
尚、使用したGrand-Master のオガの粒度は現在販売しているものと同じもとなります。
さて、今年(2024年)の飼育や採集・観察はどうなるだろうかと思い描いていたのですが、諸事情から飼育に傾注する年になりそうです。
In Through The Out Door
まあそんな感じでしょうか。
いろいろと忙しくなりそうな予感がしています。
追伸
此度の令和6年能登半島地震により被災された方に対し、心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。